ナチュラルアートクリニック日本橋に約7ヶ月通院して、私なりに感じたNACの利点やデメリットについてまとめてみたいと思います。
どなたかの参考になれば幸いです☺
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私がNACで行った治療と総費用
項目 | 回数 | 結果 |
---|---|---|
採卵 周期 |
1回目 | 凍結ゼロ |
2回目 | 凍結2個 | |
ポリープ 手術 |
1回 | 成功 |
移植 周期 |
1回目 | 陰性 |
2回目 | 陽性 |
私がNACで行った治療は全5周期です。
総費用は
1,244,156円
となりました。
費用の詳細や所要時間についてはこちらの記事でまとめています。
NAC最大の特徴は投薬に頼らない自然周期採卵
NAC最大の特徴といえばやはり、
投薬に頼らない自然周期採卵
だと思います。
日本を含め世界のほとんどが「刺激周期」主流の中、NACは寺元理事長の長年の研究と強い信念により自然周期で「数より良い卵を1個でも採取すること」にこだわっています。
方針や内容は、NAC説明会に参加した時の以下記事に詳しく記載しています。
説明会で印象的だったのは薬が身体に与える影響はもちろん、「妊娠率」ではなく「生産率」を重要視している点でした。
ついつい「妊娠率」に注目してしまう高度不妊治療においては、無事出産に至ることが大事ということを忘れがちになってしまいますが、その点に重きをおいていることに心強さを感じました。
とはいえ、自然周期は刺激周期に比べ一度に採卵出来る数が少ないという現実もあります。
それでもNACが自然周期を貫く理由は、以下のように要約されるのではないでしょうか。
- 不妊は病気ではない
- 投薬はデメリットの方が大きい
- hCGは使えない
病気ではない患者に投薬を中心とした対応は理にかなわない。もちろんメリットもあるが、早い段階でうまくいかないと悪循環に陥ってしまうデメリットがあることも忘れてはならない。
特に妊娠前には体内に存在しえない、生命の根源に関わる極めて特殊なホルモン「hCG」を使用することはどんなに考えても使う大義名分はない。
そういった理念から、
- 高精細な「精子」検査
- 特許を持つ超微細針の開発
- 小卵胞からの採卵
- IMSI(超高倍率顕微授精)
- 移植は胚盤胞のみに限る
といった投薬以外の部分を研ぎ澄ますことで補っているのだと私たちは理解しました。
投薬による人為的なコントロールができないため、徹底的にホルモン値を解析しますし、超微細な針や超高倍率な装置を用いることで卵子や精子の選抜精度をさらに高めています。
また、「小卵胞からの採卵」を行なうという、この業界では異端的なアプローチを試みることで、採卵数を少しでも底上げすることにも成功しています(小卵胞採卵を科学誌ネイチャーに投稿したらしいですが、これはこれまでの常識を覆すことになる為、色々とややこしい大人の事情もあって突き返されたらしいです)。
今回私が妊娠に至った卵も、小卵胞からとった卵でした。
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私たちが感じたNACのメリット・デメリット
私たち夫婦が感じたNACのメリットやデメリットを率直に書いてみたいと思います。
人によってはそう感じない点もあると思います。あくまで参考として留めてください。
良かった点(メリット)
・365日無休 予約不要
NACは年中無休で、いつでも診察(採卵〜移植)が可能です。休日だからといって割増料金などもありません。年間通して一律料金です。
予約の必要もないので、治療を始めたい周期のD3から誰でも通うことができます。
・成功報酬制度に年齢制限なし
成功報酬制度に年齢制限を設けているところもありますが、NACには年齢制限はありません。2回までは全ての人に成功報酬制度が適用されます。
余談ですが、説明会で寺元先生は本当は成功報酬を3回にしたいとおっしゃっていました。ただそうなると倒産してしまう、と悩ましそうだったのが印象的でした。
・小卵胞の卵子まで採卵する
NACでは特殊な針を使うことで、主席以外の小卵胞からも採卵することが可能です。
小卵胞から採れた卵子でも、NAC基準の胚盤胞まで育てば主席卵胞から育った胚盤胞と妊娠率はほぼ変わりません。NACではこの小卵胞からの卵子で出産に至る方も多くおられます。
この小卵胞からの採卵技術によって、自然周期の「採卵数が少ない」というデメリットをある程度カバーしているのだと思います。
・精子検査の基準の厳しさ
NACでは、精液検査ではなく「精子検査」を行います。
前院のはなおかIVFでの精液検査は、WHOの基準値と比較した結果を渡されるのみでしたが、NACの「精子」検査は、数値はもちろん速度、濃度、形質といった項目を細かく解析します。
映像を用いて基準データとの比較も見せてくれるので、完全に丸裸にされます。
また、クルーガーテストはその日採取された精子から無作為に200匹ほどピックアップし、選別した結果とそれぞれの精子単体を超ドアップで見せられます。これは圧巻でしたね。
夫は過去数回行った精液検査で異常があると言われたことは一度もありませんでしたが、NACの精子検査ではかなり厳しい結果を宣告され、顕微授精(IMSI)一択となりました。
また、精子検査だけでなく採血によるホルモン値の検査も行われます。
(私見ですが、NACの精子検査は超高精細だからこそ、ほとんどの男性が厳しい結果になる傾向があると思います。多くの男性陣は、厳しい結果を突きつけられると不妊治療が一気に「自分ごと」となり、それはそれで妻にとってメリットとなるのではないか?と感じました。)
・一貫した治療方針があるので、情報に惑わされない
これ、思い返すと私にはとても合っていました。
情報が溢れている現代。せっかく高度不妊治療クリニックに行っても
「やっぱり違う刺激法のほうが良かったんじゃないか?」
「勧められるがまま高額なサプリを購入したけど、本当に必要なんだろうか」
等々、悩むことって多いと思います。
その点、NACは基本自然周期一本と選択肢も少ないので、ある意味考え過ぎないで済むとも言えます。もちろん選択肢が少ないことがデメリットであると感じる方もいるとは思いますが、選択肢があるからと言って、その中から自ら選ぶことができるとも限りません。
この選択肢の少なさは私にとってはメリットでした。
・1周期目は全ての人が自然周期
NACでは原則1周期目は全ての患者が自然周期になります。
2周期目以降は1周期目の傾向や、その人の状態をみて「自然」なのか「低刺激」なのかが変わってくるようです(移植周期なら自然なのか、ホルモン補充なのか)。
私は1周期目の採卵は自然周期、2周期目の採卵は、1/8のセロフェン(クロミッド)を数日飲む低刺激周期でした。
また移植も1周期目は自然周期、2周期目はホルモン補充周期でした。
【↓1回目の採卵↓】
【↓2回目の採卵↓】
1周期目の傾向を見て、2周期目の対応をとってもらえるのは合理的だなと感じました。
ちなみに低刺激周期の1/8セロフェンは、粉状になっていて鼻息で飛んでしまうんじゃないか?と感じるほど少量です。
(通常のクロミッド1錠は50mg)
これを必死にかき集めて飲む私をみて、夫「ヤク中みたい・・」と言われたのが懐かしい。
・エコー画面をしっかり確認することができる
内診室は独特ですが、患者用モニターで自分の目でエコー動画を確認することができます。
前院のはなおかIVFでは患者用モニターがなかったので、リアルタイムで確認できるのは自分の中の納得感が格段に上がると感じました(はなおかIVFではAIHまでだったので高度不妊治療の対応はわかりません)。
・毎回エコー写真が載ったプリントをもらえる
どの周期でも毎回エコー写真とその日のホルモン値が記載されたプリントをもらうことができます。家に帰っても再度確認できるのはありがたかったです。
さらにこの4月からは「主席卵胞◯ミリ」などもっと詳しい情報も書いてくれるようですよ。
・漢方、サプリメント禁止
これは人によってはデメリットと感じる方もいると思うのですが。
高額な漢方やサプリの中には男性ホルモンが含まれているものも多く、ホルモン値を混濁させてしまうことがあるためNACでは全ての漢方、サプリが禁止となっています。
また説明会で寺元先生は「サプリは適齢の女性には本来不要なもの」ともおっしゃっていました。私は漢方に通っていたため、最初は「禁止なのか・・」と落胆したのですが、後から考えるとそこにも迷いを生じさせる隙がないので結果的には良かったと思いました。
また、そのサプリの分を補うというわけではないですが、より栄養面について自分で努力するようにもなりましたし。
・しっかり管理されていると感じる(患者ファイルや診察室モニターなど)
これは感覚的な部分もありますが、様々なシーンで「個人情報の管理がしっかりされているな」と感じました。
採卵や移植時の数度にわたる名前確認はもちろん、毎回の診察時にNAC側が管理している分厚いカルテファイルからも、こと細かく多くの情報が載っているんだなと感じ、しっかりと見て来れているという安心感がありました。
・融解不良などの時は代金保留となる
2回目の移植の時、融解時に少々ダメージがあったようで移植代金が保留となりました。
こういったケースは私だけでなく割とちらほら見かけます。正直患者側は素人なので、うまく説明されれば移植代金を徴収することもできると思うのですが、(成功報酬なのに)こういった姿勢に私は誠実さを感じました。
・移植後10wまで細かく診察してくれる
NACは移植後も診察がとても多いです。
ホルモン値や胎児の数値により多少変わってきますが、私は移植後卒業まで10回通院しました。これは移植後通院回数上限の数です。
1 :BT4
2 :BT7
3 :BT12
4 :BT17
5 :BT22
6 :BT27
7 :BT32
8 :BT37
9 :BT44
10:BT51
卒業診察時は妊娠10w0d。
移植後診察が多いともちろんその分費用もかかりますが、ここまで丁寧に見てくれるクリニックはそう多くない気がします。
移植後はとにかく不安と隣り合わせなので、この診察は精神的に安心感がありました。
また一般的に10wまで育てば流産率が大きく減ってくるもの。10wまで育ったのを見届けてから卒業〜成功報酬の支払いというところにも、NACの真摯な姿勢を感じました。
・培養室が丸見え
NACの待合室からは、培養室が丸見えです。
ガラス張りなので培養士さんの作業工程を覗くことができます。
私は待ち時間によくのぞいていたのですが、たまたま卵子をピックアップしている様子を生で見ることができた時はとても感動しましたね。
「培養室ってどんなところなんだろう」
「どんなことされているんだろう」
と思いませんか?
NACはそんな疑問を生じさせません。
オープンにすることで患者側の疑問や不安を少しでも払拭しつつ、かつ培養士は見られていることで、常に良い意味での緊張感をもてるので、双方にとって良い取り組みだなぁと思いました。
目の前で大切に扱われている様子を見れるというのは安心感があります。
・名前で呼ばれない
患者の呼び出しは基本的に「その日の受付番号」であり、個人名でも、また診察券番号でもありません。
以前通っていたはなおかIVFでは電光掲示板には診察券番号が表示されますが、同時にナースよりフルネームで呼ばれます(結構声大きい)。
はなおかIVFも大きなクリニックなので、人知れず通っている身としては「知り合いがいたらどうしよう」と名前での呼び出しが気になっていたんですよね(NACでも初診時は個人名で呼ばれることがあります)。
・受付やナースの対応も良い
医師以外の方々の対応も良かったと思います。
とくに看護師さんは雰囲気良く何でも聞けるようなタイプの方が多かったです(中には少し怖めの方もいましたが・・)。
不快な気分になることはほとんどありませんでした。
・駅直結で交通の便がいい
NACは地下鉄日本橋駅から直結のため、雨に濡れることなく通うことができます。
どうしてもこまこま通うことが多くなりますので、こういった点は地味にありがたいですね。
・寺元先生の圧倒的存在感
これまで散々書いてきましたが、永遠幸グループの理事長でもある寺元先生の存在感は、私の不妊治療においてとても大きいものでした。
加藤レディースクリニックで副院長、新橋夢クリニックで院長、そして現在NACで理事長。365日休まず働き、今まで何千、何万人のお子さんを授けてきたのでしょう。
説明会での寺元先生の話やそのオーラは、私の中では唯一無二の圧倒的な存在感でした。
この先生に任せてみたい!
説明会の話を聞きこのように直感したことも、NACに通院する大きな決め手となりました。
そういえば先日、たまたま培養室を見ていたら寺元先生が中にいらっしゃいました。培養士の後ろから卵や精子などの状態を見守るようにチェックしながらゆっくりと歩いていたんです。その姿を見た時、この先生の追求する姿勢は本当にすごいなと改めて感じました。
診療中は安心させることは言わないし、オブラートに包まず厳しい言葉を投げかけられる時もあります。
でもその言葉の中には、妊娠〜出産させることこそが返すべき答え、といった信条を感じられるんですよね。
難しいかも・・と思った点(デメリット)
・通院が多く、事前に読めない(仕事との両立が難しい)
やはり、ここが一番難しいところではないでしょうか。
他院の通院スケジュールは分かりませんが、NACは基本的に一人一人、ホルモン値を詳細に見極める必要があるため通院が連日になることが多々あり、スケジュール調整が非常に難しいです。
排卵が早い傾向にある方はD3→D10の2日間で採卵日や移植日が決まることもあるようですが、私を含めほとんどの方はもう少し通院すると思います。
通院日はD3、D10以外事前には分かりません(※ホルモン補充移植周期は事前にある程度決まっています)。
D12に通院し、「明日も来てね」「また明日も」と連日通院になってしまうことははザラにあります。
・予約制ではないので待ち時間も読めない
予約制をとっていないので、待ち時間にもバラつきがありました。
診察日はおおよそ2時間半以内に終わりましたが、午前診察の場合午前中に打ち合わせや待ち合わせを入れてしまうと、かなりヒヤヒヤしてしまいます。
また採卵や移植や手術は予定を丸一日空けておく必要があり、特に終了時間が読めません。
・治療方法の選択は難しい
メリットの部分にも記載しましたが、NACは治療方針が一貫しています。
おそらく通常料金制度に入っても患者側が治療方法を選ぶことはなかなか難しいのかな?と思います。(成功報酬制度内よりは少し幅があるかもしれません)
「これを試してみたい!」
「今度はこう変えてほしい!」
といった希望や意見が強くある場合にはNACは合わないかもしれません。
・サプリ、漢方禁止
サプリや漢方が好きな方や、並行して漢方院などに通院又は定期購買している方にはデメリットでもあります。
ちなみに私は、通っていた漢方院にNACから漢方薬の服用が禁止になったことを告げると
「それでも飲んだほうがいいですよ、みんな隠れて飲んでいますよ」
と言われました。
確かに一理あるのかもしれませんが、夫と話し合った結果、その漢方薬が原因で治療中断になったとしても漢方院が責任を取ってくれるわけではないので、主軸の治療であるNACに従うことにしました。
もちろんその漢方薬が原因かなんてわからないのですが、悪い結果になった際、自分を責めてしまうと思いましたので。
・受精卵凍結に至るまで時間がかかる場合がある
NACは基本的に、ステージ6まで成長した胚盤胞しか凍結しません。では、ステージ6になれば必ずしも凍結されるかと言うとそうでもなく、凍結までにはその他にも厳しい基準が存在するようです。
それは、NACの方針である「妊娠可能性のある卵しか移植しない」という考えに依拠しているからこそだと思います。
(凍結された受精卵の平均的な評価が6″BB“だそう)
↓栄養外胚葉の数と均一性
私の場合、
回数 | 成熟度 | グレード | 採卵数 | 凍結数 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 主席 | M2 | 1個 | × |
小卵胞 | M2 | 2個 | × | |
M1 | 3個 | × | ||
GV | 3個 | × | ||
計 | 9個 | 0個 | ||
2回目 | 主席 | M1 | 1個 | × |
小卵胞 | M2 | 12個 | 2個 | |
M1 | 1個 | × | ||
GV | 8個 | × | ||
計 | 22個 | 2個(9%) | ||
通算 | 31個 | 2個(6%) |
振り返ってみれば、2回の採卵で通算31個がとれましたが、凍結まで至ったのはたったの2個。
わずか6%という確率です。
2回目の採卵で22個の卵子がとれ、1個目はダメでしたが運良く2個目の卵で受精〜凍結することができました。
成熟卵(M2)が計15個と、思っていた以上に多く採れたことを考えれば、凍結できたのが2個というのは決して多いとはいえません。
「妊娠の可能性が高い卵のみ移植する」
このことが頭では理解できていても、なかなか凍結できずに採卵を繰り返すことになると、精神的なダメージが蓄積されていってしまうのもまた辛い現実です。
また、このような傾向から「貯卵」も難しいイメージです。
・待ち時間アイテムが充実していない
NACの待ち時間は飲食厳禁、外出禁止です。
待合にあるのはウォーターサーバー2台と、ファッション系、トレンド系、フード系、医療系、新聞が各数冊ずつ。
あの長い待合を考えると、せめてWifiが完備されていればなぁというのは少し欲張りでしょうか。
・クレジットカードが使えない
高度不妊治療はとにかく高額。
NACの成功報酬制度は良心的な料金体系といえど、卒業までに約125万円を支払いました。
NACは大きなクリニックの割に、クレジットカードが使えません(現金 or デビットのみ)。
せめて高額な支払いだけにどうせならクレカのポイントが貯まればな・・というのは、誰しもが思う正直な気持ちかと思います。
夫にも聞いてみた
せっかくなので、夫にもNACについて感じたことを聞いてみました。
・床が大理石風なので足音が響く
床が大理石風なのでとても清潔感がありますが、難点は革靴やヒールの音がコツコツと響くこと。
気になる人は気になるかもしれませんね。
・採精室にヘッドフォンを設置してほしい
採精室にはヘッドフォンがないらしく、音漏れが気になるそうです。
幸い?夫は、はなおかに通院している時に、iPad+イヤフォンというスタイルを確立したことで、ことなきを得たようですが(笑)。
さらにオススメするならば、AirPodsだとコードレスなので思わぬ二次被害のリスクを減らせると言っていました(Bluetooth未接続で再生するとヤバイとも言っていましたが・・)。
・精子の受け渡しがフェイス トゥ フェイス
はなおかの時は採精室に精液カップを置いて施錠して退室すれば、培養士さんが回収に来てくれるという流れでしたが、NACは採精室横の窓口で培養士さんに直接カップを手渡します。
透明な精液カップを挟んで、名前などの確認を双方で目視で行うので、それはそれは恥ずかしいものだったとのこと。
女性培養士はもちろんのこと、新たな発見としては男性培養土だったとしても、それはそれで不思議な感覚に包まれるらしいです。
これは取り違え防止のため、できる限りクリニック側の工程をオープンにする理念に基づくものだと思うのですが、夫曰く「透明性はカップだけで良いのに・・」とボソッとつぶやいていたのが印象的でした(笑)。
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その他NACで感じたこと
・基礎体温表は重視しているのかしていないのかいまいち分からない
NACは実測式の基礎体温表の持参が毎回必要です。
実測式って、起きたらすぐに5分ほど体温計をくわえていなければならないので地味に大変なんですよね。
でも治療の役に立つのなら!と頑張るのですが、結局基礎体温表を見られたのは採卵周期のD3だけだったと記憶しています。
それでも毎回受付に、基礎体温表を持参した旨を申告する必要があります。
・診察は瞬察も多い
待ち時間が長い割に、診察は一瞬ということも多々あります。
ただ、高度不妊治療はとにかく混み合ってるので、あの人数を回転させて皆により良い成果を提供しようとすると瞬察になってしまうのはしかたないのだと思います。
私もAIHの段階まででは、
「こんなに待ったのに診察は一瞬なの?」
と、理屈はわかっていても感情としてはもどかしさがありましたが、不思議と高度不妊治療に入るとそこまで気になりませんでした。
まとめ
とにかくNACは治療方針が一貫しています。超特化型クリニックです。
思い返すとその感覚が一番強く残っています。
裏を返せば柔軟性に乏しいクリニックとも言えますが、私にとってはその引っ張ってくれる姿勢が心強いものでした。
もちろん合う合わないはあると思いますので、あくまで私見として参考にしていただければと思います。
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