胚盤胞凍結確認の結果は？NACの基準はやはり厳しく凍結ならず･･

初の顕微授精の結果は！？順調に分割して胚盤胞になることを願うばかり

2017年11月8日

天国から地獄でした・・（＞＜）

結論から言うと、ポリープ容疑解明の舞台にも上がらせてもらえませんでした。

9つ中、一つも凍結胚盤胞に至らなかったのです。

採卵8日後に電話で受精卵の凍結確認

採卵から8日目の培養結果の確認も、夫にしてもらいました。

なぜいつも夫に頼むかと言うと、チキンで怖がりと言うのもありますが夫の方が100倍しっかりしているので何かあってもちゃんと聞き逃さないだろうなと思っているからなんです。

私のわがままを聞いてくれ、忙しい仕事の合間を縫って電話をしてくれました。

前回電話が繋がりづらかったことから、今回は15時よりちょっと前にフライングで電話をかけたそうです。

私は呑気に

「凍結出来た胚盤胞は何日目の胚盤胞かも聞いてね〜！」

なんてこともポコキンに言っていました。

電話はすぐに繋がり、前回同様に個人情報を確認され、結果を伝えられました。

「9つの受精卵を培養していたかと思いますが、残念ながら凍結基準の胚盤胞まで育たず一つも凍結することが出来ませんでした。」

と・・。

ポコキンはあまりの驚きとショックで次の言葉がすぐに出なかったそうです。。

それもそのはず。

前日まで夫婦で、

いくつ凍結出来ると思う？私は希望は3つ・・3つあれば精神的に余裕が生まれるな〜☺

いや9個全部でしょ！子ども増えるなぁ！！

いや前向きなのはいいけど、NACの基準超厳しいらしいから！笑

なんて超前向きに話していたのだから。

それが、

凍結ゼロ。

1周期目これにて終了。

という厳しい厳しい結果となってしまいました。

嘘かと思いました。

ポコキンからすぐに電話で報告を受けたのですが、最初は私

「またまた〜嘘はやめて〜！」

って真剣に取り合わなかったくらいです。

細かい卵子培養結果の説明は電話で聞くことが出来ないようで次回来院時に培養士さんから説明を受けるのですが、いくつかは途中で分割が止まってしまったり、いくつかは胚盤胞手前で成長をやめてしまったとのことでした。

本当に・・・信じられませんでした。

新しい感情と押し寄せる自己否定感

採卵から2日目の受精分割確認は、採卵した全ての卵が受精するという予想を上回る嬉しい結果でした。

卵子が9つ採れたということは決して多すぎる方ではないと分かっていたし、そもそも数の問題でもなく、ここからが本当の勝負というのも分かっていたつもりですが、正直

調子にのっていました。

今思うと、全く甘い考えだけど、100％受精してくれたということは、

「きっと私たちは顕微授精まで来れば大丈夫なんだ！」

と思わせるに十分な事実でした。

確率は低いといっても、9つ中少なく見積もっても1つくらいはあるだろうと。

もっと言うと、本心では2〜3個凍結出来るんじゃないかなと淡い期待をしていたのも事実です。

一回の採卵と移植で妊娠できるとまでは期待していませんでしたが、2〜3個凍結出来れば、移植をしていく中で妊娠できるだろうと、思ってしまっていたんです。

だから、きっと私はもうあの怖い採卵はしなくてすむだろうと・・

（と言いつつ、自分が不妊治療を卒業できるイメージが出来ないっていう弱気な部分も常にあるんですけどね。）

そして今回のまさかの結果。

ボー然自失。

数時間、まさに抜け殻のようになりました。

号泣して悔いるような感情とは違って、なんでしょうね、これまで感じたことのない新たな感情でした。

不妊治療もなかなか長くやってきたけど、まだまだ新しい感情と出会うこともあるもんですね。

不妊治療が長引いて一番の辛いことは、どうしても自己否定が強くなってしまうこと。

・あの時、人を妬んでしまったからだめになってしまったんじゃないか

・私の性格が悪いからダメなんじゃないか

・心のどこかでは妊娠を望んでいないのではないか

・母になる資格がないと突きつけられているんじゃないか

自己否定の念は、止める努力をしないととどまることを知りません。どんどん溢れ出てきてしまいます。

本当は精神論とかスピリチュアル的な何かとか、そう言うことじゃなくて医学的な細胞レベルの話なだけだって言い聞かせるんですけどね・・

みなさん、こう言った自己否定感とどううまくお付き合いしていますか、、

それに特に高度不妊治療に入ると、

ダメでも次また採卵

ダメでもまた次移植

と、すぐに次の機会がやってきますよね。

だから、こんな風に自己否定とかストレスを強く感じていると、次の周期に悪い影響が出てしまうんじゃないかとも思ってしまうんです。

だからといってすぐに気分を切り変えることも出来ない。

負の連鎖という悪循環にハマってしまいそうで・・怖いです。

母になることって、本当に難しいことなのですね。

私はいつか本当に母になれるのかな。

そろそろ子どものいない人生も少しは考え始めて、心の免疫をつけておかなきゃならないのかな。

NACでの1周期目の治療でわかったこと

頭を整理するためにも、この貴重な1周期目でわかった主なことをまとめたいと思います。

1. ポコキンにも不妊要素がありそう
2. 低いAMHの割に卵胞数が多い
3. クラミジアは疑惑ではなく本物
4. 子宮内膜にポリープがありそう
5. 9つの受精卵が胚盤胞まで育たなかった

この中で、今一番怖いのは、やはり5。

NACの凍結基準は厳しいというけれど、おそらく私たちはその胚盤胞まですら育っていない。

今まで一度の妊娠を除き、全くかすりもしなかったのは我々の不妊の原因は、

受精はするが成長しない

と言えるのかも？

その事実こそが不妊の原因なのか？

いや、一回の採卵だけで結論づけることは出来ないか・・

次回採卵に向けて

次回はまたD3に通院です。

採卵後の生理は乱れることが多いと言うし、通院日が全く読めなくて怖いです。

そもそも採卵って2周期連続でして子宮は耐えられるのかな・・・？

実は採卵後、とても大きな口内炎が数個できていて、いつもはこんなことがないので、やはり身体は疲れているのだと思いました。

と、そんな心配をする前に、次週期スムーズに採卵が出来るとも限らないか。。

怖いよ、怖いよ。

とにかく、次周期採卵出来ようと出来まいと、NACに私たちの受精卵はもうないのだからもう一度気持ちを切り替える努力をしなければなりませんね。

採卵2周期目についてはこちら↓

AMH高くなく多嚢胞でもないのに卵胞数多い･･NAC2周期目D3診察結果は？

2017年11月18日

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妻

1983年生まれ。約4年の妊活〜不妊治療を経て顕微授精による移植で2018年に出産しました。経験から不妊治療を取り巻く環境の課題軽減、当事者支援に取り組んでいます。

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