出産しました。

川
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前回書きましたが、昨年11月中旬に出産をしました。

治療中から当ブログを見てくれている方も多く、NACを卒業した後どうなったかを一つの区切りとして改めて書き記してみる必要があるのではないかと感じたため、今回出産について少し振り返ってみたいと思います。

 

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健診からの緊急入院

結果的に、私の出産は突然でした。

特に前兆などもなく迎えた40w0d、ちょうど出産予定日当日。

 

「超過するのか。あと1週間くらいかな?」

 

なんて思いながら、たまたま自らこの日に設定した12回目の健診に向かいました。

いつも通りNST(ノンストレステスト)を行ってから、健診という流れ。

NSTでは助産師さんが何度かグラフを確認しに来ていましたが、特段変わった様子もなく診察室へ。

PC、診察、カルテ、医師

 

医師「まだ子宮口も1〜2cmだし、まだかな。でも突然ってことももちろんあるからね。」

私「はい。」

 

診察室でも、「出産が近い」という以外はいつもと変わらないやり取りをし、何か指摘されることもなく診察もほぼ終わりにさしかかった頃・・

突然、先生がNSTの結果グラフを見て何やら考え込み始めました。

 

医師「ぽっ子さん、NSTの結果なんだけどこの中で2回ほど胎児にストレスがかかってるんだよね・・。週明けもう一度来てNSTしてもらおうかな・・」

私「えっ」

医師「・・いや、週明けじゃなくて今すぐ入院したほうがいいかな・・」

私「(え!!!突然なに!?)」

医師「・・・・・・ぽっ子さん、胎動あるよね?(真顔)」

私「あ、あります・・もともとそんなに強いほうではないと感じてはいるのですが・・

医師「ちょっと心配だからやっぱり念の為このまま入院していこうか。2泊して、その間のNSTに問題がなければ一旦退院できるから。」

私「は、はい・・」

 

NSTの結果説明やグラフの見方については詳しく書けるほどの知識がなく割愛しますが、まさかいきなり入院する展開になるとは予想外でした。

 

「胎児機能不全の疑い」と診断される

突然の入院決定に少し困惑しましたが、安全にこしたことはないと思い直し、冷静に入院手続きを済ませると、すぐに夫に入院グッズ一式を持ってきてほしいと電話しました。

その後すぐにもう一度NSTが行われました。

 

きっと大丈夫だろう。

 

アバウトで基本楽観主義の私はそう信じていたのですが、この日2回目のNSTにも胎児のストレスサインが現れたようで・・

気付いたら診察時とは違う先生がベッド脇に現れ、

 

「胎児機能不全の疑いがあります。これから緊急帝王切開となります。」

 

と宣告されました。

胎児機能不全とは・・

胎児機能不全とは、お腹の中にいる赤ちゃんが、「子宮の中で元気な状態(酸素不足になっていない」といい切れない場合を指します。

Medical noteより引用

 

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緊急帝王切開はあっという間だった

そこからは早かった。

帝王切開の説明や同意のサイン、着替え、剃毛、家族に連絡等々・・

なんだかたくさんの書類にサインした気がしますが、気持ちが動揺していて正直あまり覚えていません。

 

とにかくもうすぐ手術らしい、今日赤ん坊が取り出されるらしい。

 

それと、

 

夫よ、早く来て!!

 

そのことだけが頭をぐるぐるしていました。

そして夫到着後10分程で、手術室に運ばれました。

普段、医療系の痛みに強いと自負している私ですが・・帝王切開は怖かったです。

痛みはないけれど「何かされている」感覚はある下半身麻酔。

先生たちの真剣な表情。

手術が始まったらすぐに赤ちゃんに会えるよ、と言われていたけれど私には長く感じたな・・

 

そうして手術室に入り15分くらいでしょうか。

 

無事、赤ん坊の泣き声が聞こえ対面することができました。

 

出血が止まらず。大学病院への搬送か、輸血か

出産後のほんの束の間対面したのち、すぐに赤子は手術室の奥の方へ。

私の縫合が終わった後、また一緒になりベッドのまま手術室を出ました。

そして夫と母が待つ待合へ。

 

あの受精卵で、さっきまでお腹の中に入っていた子を夫に見せている・・

 

健診の診察からわずか3時間くらいの出来事でしょうか。

本当に不思議な気分でした。

 

 

 

し、か、し。

 

ここからが大変でした。

 

一度病室に行ったものの、子宮からの出血が止まらず。

その様子を見た看護師の判断で、すぐに手術室付近の専用の部屋に搬送され、再び医師が登場。

いまだ下半身麻酔がほのかに効いている中、また後陣痛の影響か凄まじい痛みと吐き気に意識朦朧となりながら、どんな処置をされたかは分かりませんが、医師や看護師がせわしなく私の周りを動いていたのは覚えています。

痛みで相当唸りました。

先生たちが懸命に処置をしてくれてはいるものの、血はなかなか完全には止まらず、止まったり出たりを繰り返していたようで、

 

「このまま出血が止まらなければ輸血、もしくは大学病院へ搬送の可能性があります。」

 

と、説明を受けました。

 

結果的に病院転送は免れたのですが、輸血する事態になりました。

後で聞いたのですが全部で3リットル超出血していたそうで。

一度血圧がガクッと下がる緊張の場面もあったようで、この時担当した助産師さんが後日私の顔色を見にわざわざ病室まで見に来てくれるほどでした。

ここまで出血したのは、以前に摘出した子宮筋腫の手術痕付近に(柔軟性がなくなり)硬くなっていたことが原因とのことでした。

 

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凄まじいむくみ・痛みと2日ほど格闘

そこから丸々1〜2日、腹部の痛みや寝返りを打てない苦しさ、食事が出来ない空腹感等で非常に辛かったです。

また、浮腫みで全身パンパンに。

特に顔は目も当てられないほどひどく、自分でも「誰だろう?」と思いました。

出血が多くなると身体が水分を溜め込もうとして浮腫むらしいのですが、それはもう「かなり顔を打たれたボクサーの試合後?」という具合で。

 

鏡、女性

そんな状況だった為、赤子と対面するのも最低限でした。

対面時にじっくりと見たいと思うものの、身体が言うことを聞かず。

ほんとうに余裕がありませんでした。

 

胎児機能不全の疑いの原因は何?腹腔鏡手術の影響?

出血多量の原因は子宮筋腫の手術痕。

では、緊急帝王切開を決める要因となった胎児機能不全の疑いの原因はというと

 

  • 臍帯辺縁付着
  • 長い臍帯による圧迫

 

このどちらかが原因で胎児に十分な量の酸素がいかなくなる時間があったのかもしれない、ということでした。

臍帯が辺縁に付着している影響が最後に出て、胎児にうまく酸素が運ばれなかったかもしれない。

もしくは長い臍帯(平均より10cm程長かったみたい)が胎盤を圧迫して胎児にうまく酸素が運ばれなかったのかもしれない。

そのような説明でした。

へその緒端っこ、臍帯近縁付着の疑い

臍帯辺縁付着の疑い。へその緒が胎盤の端っこにあるリスクとは?

2018年5月23日

 

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出産は「命がけ」を身を以て痛感

もともと子宮にメスを入れていると(私は筋腫摘出手術あり)この病院の方針上、陣痛促進剤を使うことができず。

手術用メス

筋腫手術歴有だと子宮破裂リスクから陣痛促進剤NG。帝王切開の可能性も

2018年6月25日

 

以前から「お産がうまく進まなかった場合はすぐに帝王切開に切り替えます」と言われていたのですが、ずっとずっと、なんなら妊娠〜出産を意識し始めた思春期から私が思い描いていた出産は自然分娩。

特に「自然派!」という訳では全くないのですが、出産に関してはどうしてもその「痛み」、経験者が口を揃えて言うその「痛み」を経験してみたかった。

痛みに強い性分も多いに関係するかと思いますが、私にとっては自然分娩がある種強い憧れだったんですよね。

ですので、健康に、そして順調にお産が進むようなるべく食べ物に気をつけたり日々運動したりしていました。

そんな気持ちがあったので、緊急帝王切開が決まった時は少し落胆したのですが・・

 

結果的には良かったです。

 

胎児機能不全の疑い、また母体出血多量で輸血まで経験し切に感じたことは、やはり母子ともに健康でお産を終えることが一番大切だなぁと。

書くと当たり前のことなんですが、百聞は一見に如かず。納得しました。

憧れていたフリースタイル分娩も、臍帯血の提供も叶いませんでしたが、結果オーライです。

 

産院選びで重視したこと。分娩費用や食事等より産み方を優先した理由

2018年5月27日
注射

臍帯血の提供を考える。費用やバンクの違いについて調べてみた。

2018年8月18日

 

人生は続いている

現在、出産から約2ヶ月が経ちました。

これは辛い不妊治療の副産物でしょうか。あの時の卵子が、精子が、そしてあの受精卵が「この子」になって毎日を一生懸命生きている。

命の根源を夫とこの目で見届けた経験は、何よりも代え難い家族の絆に繋がっている気がします。

この1年で不妊治療中の自分、妊娠中の自分、出産後の自分・・

これらを経験し感じることは、そのひとつひとつの間に何か特別なドアや隔たりがあるわけではなく、連綿と、そして奇跡の積み重ねで続く日々の中で展開していくんだなぁということ。

 

日々は連なっている。

奇跡の連続で。

 

この先の人生も、辛い事や苦渋の決断をしなければならない事もきっとあるでしょう。

だけどどんな時も心の根底には感謝の気持ちを忘れずに過ごしたいと思います。

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妻

83年早生まれの35歳。約4年半の妊活・不妊治療を経て第一子を妊娠しました。不妊治療で得た経験や知識、顕微受精からの妊娠〜出産・育児について綴っていきます。
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8 件のコメント

  • 出産おめでとうございます!!!
    今、元気そうで何より!よかった( ; ; )
    妊娠、出産は人それぞれ、理想通りにもいかない。
    でも、命が無事ならなんでもよし!ですね☆*:.。. よかったよかった!

    2ヶ月かぁ。可愛い可愛いチビチビ赤ちゃん期(^^)ですね
    こちらもあっという間に1歳を迎えたところです。

    育児や産後のダメージなど、色々大変〜とは思いますが、辛い事なんて何もないですね。
    これも辛い不妊治療の副産物でしょうか。
    ぽっ子さんの育児もきっと幸せに包まれていることと思いますが、
    無理せず、ご自愛くださいね( ´∀`)

    • Mikeさん

      Mikeさん・・ありがとうございます(涙)(涙)(涙)

      まさにそうですね。妊娠も出産も、本当に人それぞれ。誰かと比べるものではありませんね(治療中はどうしても難しいことですが)。
      Mikeさんとは治療の時からやり取りさせていただいていたので、なんだかとても不思議な気分です。
      うんうん、ちょっとやそっとのことでは全くへこたれない強さも身につけましたね。

      Mikeさんも、風邪などひかぬようご自愛くださいね(*^^*)

  • 通りすがりで失礼します。パパ&ママおめでとうございます❗
    セブンティウイザンというマンガをみていてふと検索して、旦那さんのブログに辿り着きました。
    その時のブログは不妊治療中ということだったので最新の記事を見たところ嬉しい報告があったので、思わず足跡を残させていただきました。
    一応、医療従事者なので出血3リットルがどんなに大変なことか理解できます…本当に無事で良かった!!
    透明なゆりかごのドラマ(こちらも原作は漫画)も思い出しました。
    そろそろ予防接種スケジュールが目白押しになる頃でしょうか❔
    何より大事なのはお母さん!が穏やかに子育てできる環境だと思いますのでお身体を労ってくださいね。

    • サーティウイザンさん

      コメントありがとうございます。
      当ブログに立ち寄って頂き光栄です(*’-‘*)
      (マンガからどのように検索されて当ブログにたどり着いたのか興味あります・・!)

      私は割と痛みに強く、今回の出血も最中は辛くても終わってしまえばケロっとしている図太さ?なのですが、サーティウイザンさんのように医療に従事されている方々に内容を伝えると同様に皆さんすごく心配してくださいます。やはり3リットルというのはそう簡単にあることではないのですね。ありがとうございます。

      サーティウイザンさんのコメントで、「セブンティウイザン」を検索し触りを読んでみたのですがすごく面白そうです。今度ゆっくり読んでみたいと思います^^

      暖かいコメント、どうもありがとうございました。

  • ご出産おめでとうございます! お疲れ様でした。一度コメントさせていただいたことがあるのですが、こちらのブログを見て、参考にさせていただき、躊躇していた不妊治療を、はなおかでスタートした者です。風疹の予防接種やプチ休み期間などもあり1年強の通院で、年齢的にとうとう体外まで進みましたが、一度の採卵、移植で幸い子どもを授かることができ、現在臨月を迎えました。
    その後もお二人のブログをよく拝見していました。今後も読ませていただきますね!

    • にこちゃんさん

      お久しぶりです(*^^*)以前いただいたコメント、もちろん覚えています(AIHへのステップアップのお話でしたよね)!
      ブログを今も読んでいただいて本当に嬉しい。。(><)
      はなおかでIVFに進まれたのですね。そして現在臨月とのこと、とても感慨深いです。
      春の良い気候の時期ですね。安産でありますように祈っております。

  • ぽっ子さん、出産おめでとうございます!
    出血3Lは壮絶でしたね。頑張りましたね。
    私の出産も自宅での破水から数時間だったのですが、そろそろと分かっていながらも急展開だとね、、産まれた瞬間涙を流すほど実感持てず、私は呆然でした。

    予定月をブログで見ていたので気にはしていましたが、産後数ヶ月は私も心身疲弊でPCなど開く暇がありませんでしたので、記事がいくつか出たらコメントしようと機会を伺っていました。
    産後2ヶ月、まだまだリズムができず睡眠不足と不自由で心身削られる時期です。
    あ、今はもう5ヶ月でしょうか。
    その時期は産前の準備で賄いきれないこと(美容院や病院など)の用事ができない不自由さで悩みが行き詰まった時期でした。
    離乳食の勉強で頭は常に忙しく、折角の睡眠時間削って検索魔となっていた頃ですよ。
    本当に、ぽっ子さん、ここまでよく頑張ってこられたと思います。

    私は産後10ヶ月になりました。
    娘は同級生になりますね^ ^
    臨月に引越し、なんと最寄の体外受精クリニックは、はなおかになったので、第二子を考える際には色々経験を伺いたいです。

    ゼロ歳児育児や子育てハックについても情報交換などしたいとも思います。
    (このブログは不妊治療用で、育児用ではないでしょうから控えますが(´;ω;`)
    育児用ブログなどありましたらお知らせ頂ければ見に行きます)

    • かぐらさん

      コメントありがとうございます。
      私たち夫婦も、かぐらさんお元気かな?と度々話しておりました^^

      出産から5ヶ月経ちました。みなさん口を揃えておっしゃいますが、本当にあっという間です。
      ただ未だに、私に本当に子供がいるのか・・と信じられない気分になることがあるんですよね。長すぎですかね^^;

      産前はかぐらさんの背中を追いかけていたので気づかなかったのですが、同級生なんですね。不思議なご縁に感謝です。
      はなおか近く、いいところですね。私ははなおか通院けっこう好きだったんですよ。都会なのに緑も割とたくさんあって。

      私は第二子(あったとしたら)出産も大量出血が予想されるので、次は自己輸血をしておくといいでしょう、と言われました。
      その前にまず妊娠できるかどうかですが、妊娠までも、妊娠してからも出産も育児も本当に人それぞれ、「当たり前」なんてどこにもないんだなと日々痛感しています。

      ありがとうございます。もしその際は是非ご連絡させていただきますね。

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