産院選び・・
東京は産院選びにおいても、不妊治療同様選択肢が割と多く比較が難しいですよね。
今回は、私が産院を決める際に重視したことをまとめたいと思います☺
結論から簡潔に言うと、
私は食事や環境面より「フリースタイル分娩」に惹かれた変わった奴です(笑)
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姉の影響で助産院に興味があったがリスクがあり叶わなかった
実は私が葛飾赤十字産院で産みたい!と決めたのは、2015年に妊娠した時でした。
結果的に流産となってしまいその夢は叶えられませんでしたが、その時から私は第一子をここで産みたいと思っていました。
その理由は、
本当は助産院に興味があったけど、リスクがあり受け入れてもらえなかったから
なんです。
子を二人助産院で産んでいる「姉」の影響
ブログにもときどき登場していますが、私の姉は簡潔に言うと「自然な生活」が好きな女性。
玄米菜食を好み、梅干しや味噌も手作り、2人を助産院で産み、完全母乳で育てるetc・・。
(そうそう、最近は都内近郊在住にも関わらず畑デビューもしていた!)
これだけ聞くと、ちょっとめんどくさい偏ったタイプを想像されるかもしれませんが、そこまで偏っているわけではなく、お酒もジャンクも好む完全自然主義者ではありません。
ただとにかくそういうのが好きな人なんです。
一方私は、ズボラだし、大ざっぱだし、こだわりなんて少ないし、料理も得意な方ではなく・・姉とは似ても似つかないのですが、そこはやはり姉妹。
話を聞くうち、知らず知らず多少の影響は受けているんですよね。
約2年前私が玄米デビューしたのも、
甘酒を作ったりぬか漬けをつけているのも、
完全に姉の影響。
(ぬか漬けは一度カビを生やしてしまい、一旦休憩中。でも最近ぬか漬けが食べたくて食べたくて再挑戦するつもり!)
助産院の良さやメリット
そんな姉が助産院で産んだ時の話を何度も聞き、いつしか私も「いいなぁ」と思うようになっていました。
私がいいな〜と思った点は、例えば、正常な妊娠経過のため
- 体重
- 食生活
- 運動面
をきっちりみて管理してくれることだったり、
- 出産は畳の布団の上で
- どんな体勢で産んでもOK
- パパも一緒に泊まれる
ことだったり、衝撃的だったのは
- 夫がへその緒を切れる
ということだったり!(ポコキンはそれの何が良いの?俺は絶対無理!とひいてましたが笑)
これは助産院のメリットのみを見た、そして姉の場合のほんの数例ですが、普段から
- 運動好き
- 健康に関することが好き
な私にとっては、厳しい生活指導でさえも魅力的だな〜と思っていたのです。
助産院で産むには条件がある
特に、姉が話した「産む時にどんな体勢でもいいっていうのはすごく良かったよ」というのは私にとってとても印象的でした。
でも。
助産院は医療行為を一切行えないため、リスクがある妊婦は助産院で産むことができないんですよね。
私のリスクはというと、子宮筋腫の手術。
当時いくつかの助産院に問い合わせましたが、2014年に腹腔鏡手術で筋腫を摘出したことが助産院にとってはリスクとなってしまい断られてしまったのです。
ちなみに助産院には母子の健康を守るためその他にもたくさんの条件が存在し、現段階の私でいうと
35歳以上の初産
もリスク出産となってしまい、受け入れ不可能となってしまう助産院が多いようです。
そこで、助産院っぽい産院を探した
助産院は医療行為を行えないので、そのリスクが少しでもある私が受け入れてもらえないのは仕方がない。助産院も母子の健康を祈って作っている基準ですもんね。
そうだよな〜。仕方ないよな〜。
と、すぐに切り替えることができました。
でもそんな風に「なるべく自然なスタイルで産む」って素敵だな〜と思っていた私は、
- できれば総合病院じゃない方がいいな
- 個人産院とかいいかも
- 自由な体勢で産める産院はないのかな
といった感じで医師が常駐する産院や病院を探し始めたのです。
総合病院については・・実は私が最初に不妊治療を受けたのが総合病院だったのですが、その時にいろいろと嫌なことがあり、出来れば出産は総合病院じゃないほうがいいなと思ってしまいました。
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産院見学をすべき!
なんて言いつつ、私の家から徒歩2分のところには地域でも割と有名な総合病院があります。(というかそこが最初に不妊治療をしたところで、嫌な思い出がある病院です^^;)
嫌だと言いつつ近所で通いやすいっていうのは利点だよな、それにハナっから総合病院を避けるってのもちょっとな、と思いその総合病院を含め4〜5つ、産科見学に行きました。
- 徒歩2分の総合病院
- 2駅先のお産で有名な総合病院
- 個人産院2つ
- 葛飾赤十字産院
実際に見学してみて私がいいな、と思ったのはやはり個人産院と葛飾日赤でした。
個人産院の中はこの時初めて見たのですが、小さな建物に先生が一人で24時間対応、分娩台ももちろん1台、畳の入院施設が3部屋くらい、給食のおばちゃんのような方が数人と、本当に家庭的なんだな〜と驚いたのを覚えています。
結果的に葛飾赤十字のバランスが良く、最適だったと思う
そして最終的になぜ私が葛飾赤十字産院に惹かれたかというと、冒頭でも少し書きましたが
フリースタイル分娩があるっ!
というところなのです。
姉の影響で、いわゆる分娩台で足をパッカンする姿勢以外も選べるといいなと思っていた私は、一定の姿勢にとらわれない「フリースタイル分娩」にとにかく憧れがあったんです(笑)
葛飾日赤にはそんなフリースタイル分娩があったんですよね。
また立会い出産も妊婦が希望すれば誰でも立ち会うことができたり、マタニティ・子育て教室・ヨガクラスなども充実していたり。
その他にもローリスク分娩の場合、助産師のみの介助分娩を行なっていたり、畳の部屋での分娩も可能だったりと少し助産院ぽさがあるんですよね。
(私の場合はここでも子宮筋腫の手術がネックとなってしまい、助産師のみや畳の部屋の分娩は難しいようですが)
- 産院、小児科に特化していること
- 病院病院っぽくないところ
- お産のスタイルが割りと自由なところ
- 立会いにも自由がきくところ
- サポート体制がしっかりしているところ
こんなところに惹かれ、決して近くはないのですが、この産院で産みたいと決めたのです。
と、2015年当時はこんな風に「助産院ぽさ」「家庭的なところ」ばかりを考えて探していましたが、今現在の状況で考えても結果的にここにしてすごくよかったなと思っています。
葛飾日赤は病床数113床、分娩数には上限を設けず、現在は年間2,000件ほどの分娩を扱っている大きな医療施設です。
また平成9年には東京都地域周産期母子医療センタ-にも指定され、24時間体制で母子の健康を守っています。
周産期とは
妊娠22週から出生後7日未満までの期間をいい、合併症妊娠や分娩時の新生児仮死など、母体・胎児や新生児の生命に関わる事態が発生する可能性が高くなる期間です。周産期を含めた前後の期間における医療は、突発的な緊急事態に備えて産科・小児科双方からの一貫した総合的な体制が必要であることから、特に「周産期医療」と表現されています。
地域周産期母子医療センターとは
産科・小児科(新生児)を備え、周産期に係る比較的高度な医療行為を常時担う医療機関のこと
※東京都福祉保健局より引用
現在の私の状況は
- 高年出産
- 子宮筋腫腹腔鏡手術経験あり
- 高度不妊治療からの妊娠
と、おそらくどちらかと言ったら「リスクのある出産」になる状況。
地域周産期母子医療センターに認定され、NICU(新生児特定集中治療室)があるこの病院で産むのは、安心感があると感じています。
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葛飾赤十字産院の分娩費用は?
葛飾赤十字産院の分娩費用は約57万円。
東京で産む場合の分娩費用平均は約60万円と言われているので、だいたい平均額といったところでしょうか。
健康保険組合から出産育児一時金で支給されるのは42万円なので、約20万円ほどは手持ちを準備しておく必要がありますね。
まとめ
病院のいいところと助産院の家庭的さをMIXしたような葛飾日赤。今の自分の状況ではここが最適な産院だと思っています。
いろいろと好みを書いてきましたが、もちろん、最終的に無事出産ができればなんでもいいですけどね。
最終目標は「どういったお産をするか」ではなく「母子ともに無事にお産をすませること」、2015年の妊娠当時よりもそう思っています。
ただその過程の理想をあげるとしたら、私はこういった理由から産院を選びました。
葛飾日赤は、場所は渋いし、食事が豪華という話も聞いたことがないし、アロママッサージもないし、3・4Dエコーもない。お世辞にも豪華!と言えるような病院ではないのですが・・
ちなみに不妊治療のクリニックは夫が率先して調べてくれましたが、産院については彼は無介入。私の独断で有無を言わさず決定しました😂
無事お産ができたら、理想とのギャップはどうだったのかまたレポートしたいと思います。
もし産院選びに迷っている方がいたら、産科見学をすることをおすすめします。私の場合、希望する病院全ての参加見学が可能でした。
頭で考えるのも大切だけど、実際見てみるとより雰囲気が掴みやすくなると思いますよ〜!
妻
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