クロミッドの効果や副作用を服用した感想から。テストステロンやLH・FSH値が改善してきた!

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夫がクロミッドを処方されるとは・・下垂体ホルモンFSHとLHが正常値より低いなんて・・

2017年10月7日

 

少し間があいてしまいましたが、妻の2周期目D3診察の前にNAC日本橋でホルモン値 の再々検査を受けてきました。

前回の検査結果からは改善はみられるものの、まだまだ完全には是正されてはおらず、引き続きクロミッドを処方されました。

補足説明
実際にはセロフェンを処方されましたがクロミッドという名称の方が一般的なので、ここではクロミッドとして話を進めます。セロフェンとクロミッドは同じ薬ですが発売元によって名称が異なります

 

ということで、今日は、

 

  • ホルモン値検査結果
  • 精子が作られるプロセス
  • クロミッドの効果や作用
  • 実際に服用した感想と副作用

 

について書いてみたいと思います。

 

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ホルモン値検査の結果は?

これまで、LHとFSHの値が基準値を下回るということで、クロミッドを処方されてきたわけですが、40日間の服用を終えた結果はというと、

 

LHは基準値内におさまったものの、FSHはいまだ基準値外でした

 

再々検査の結果
項目 基準値 結果 判定
LH 2.5〜5.0 3.7
FSH 3.0〜6.0 2.4 ×
TES 400〜600 710

 

ちなみにこれまでの推移はこうなっています。

項目 基準値 1回目 2回目 今回
LH 2.5〜5 2.2 2.4 3.7
FSH 3〜6 1.5 1.6 2.4
TES 400〜600 610 498 710

 

いまだFSHは基準値を下回ってはいるものの、以前の数値からすると一応の改善はみられています。ですので、あと40日クロミッドを飲めばほぼほぼ基準値内に収まると期待しています。

ただ、これまで基準値内〜基準近似値だったテストステロンが、基準値を大きく上回ってきているのが少し気になりますが。

 

精子が作られるプロセス

ところで、クロミッドが造精機能向上に良いとは、どんな仕組みなのか気になったので調べてみました。

 

まずクロミッドの効果や仕組みを説明する前に精子が作られるプロセスをみてみましょう。

 

精子が作られる場所はキンタ、、もとい、精巣の中の精細管で作られます。

そして、精子形成に必要な要素やプロセスを超ざっくり言えば、

  1. 精原細胞(精祖細胞)
  2. テストステロン
  3. セルトリ細胞
  4. FSH(卵胞刺激ホルモン)

が必要です。

 

の精原細胞は精子の元

のテストステロンは精子形成を促進する男性ホルモン。

のセルトリ細胞は、精原細胞に栄養を供給し、またのテストステロンを精細管内にとどまらせ、濃縮し高濃度で維持する「アンドロゲン結合タンパク(ABP)」を産出します。

のFSHは、のセルトリ細胞に「アンドロゲン結合タンパク(ABP)」を作って出すよう働きかけるもの。

 

という流れです。

こう見ると、精子形成にはテストステロンが特に大事なような気がします。

 

ではテストステロンって、どこで作られ供給されているのでしょうか?

テストステロンのほとんどは、 精細管の中にある「ライディッヒ細胞」というところで作られています。

そして、テストステロンを作るには、LH(黄体形成ホルモン)が深く関わっていて、その流れを簡単にいうと、

ライディッヒ細胞をLHが刺激して、テストステロンの合成を促す。

というもの。

 

図にするとこんな感じ↓

 

精子にはFSHやテストステロンが必要で、テストステロンにはLHが必要というわけです。

 

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クロミッドの効果や作用

ではこの精子を作る仕組みに対して、クロミッドはどう影響するのでしょう。

女性の場合、脳の女性ホルモンを感じる受容体をブロックすることで、FSHやLH(性腺刺激ホルモン)を抑制することなく出させ続け、卵胞をより大きく成長させるために用います。

男性もこれと同じ仕組みです。

脳にある男性ホルモンを感知する受容体をブロックすることで、FSHやLH(性腺刺激ホルモン)の分泌をおさえずに出させ続けることで、精子形成の促進を期待するというものです。

脳「あれ?男性ホルモン少ねーな。FSHとLHドバドバ出すか!
___
LHをいっぱい出して
___
ライディッヒ細胞でテストステロンをたくさん作って
___
FSHもいっぱい出して
___
FSHがセルトリ細胞に作用してテストステロンを高濃度に保ち
___
セルトリ細胞とテストステロンで精子の形成を促進する

みたいな感じかと(かなりざっくりですが)。

 

ところで女性ホルモンや男性ホルモンって何?

そもそも女性ホルモンは以下の図の通り、男性ホルモンが変化したもの。

どちらもコレステロールを原料とする「ステロイドホルモン」の一種です。

女性ホルモンは「エストロゲン」、または卵胞ホルモンと呼ばれ、これらは主に以下3種類のホルモンで構成されます。

 

  • エストロン(E1)
  • エストラジオール(E2)
  • エストリオール(E3)

 

E2はよく聞きますよね。これは女性ホルモンの中で一番強力なホルモンで、いうなれば女性らしさの源のようなホルモンです。

そして、そのE2の元となるのが男性ホルモンのテストステロンであり、いうなれば男性らしさの源のようなホルモンです。

 

こうみると、女性ホルモンを増やすには、男性ホルモンが必要で、男性ホルモンを増やすにはコレステロールが必要だとわかりますね。

もちろん、ホルモンを変化させる酵素などが必要なので、そんな単純なものではないですけど(例えば男性ホルモンがE1やE2に変わるためにはアロマターゼという酵素が必要)。

 

実際に服用した感想と変化(副作用)

ちょこちょこ飲み忘れたりして、40日分を飲みきるのに2ヶ月近く要しました。

実際に飲んでみた感想というか、何か体や体調に変化があったかというと、

 

  • 朝が弱くなった
  • 食欲が増した
  • 便秘気味になった
  • ムラムラ頻度⤴︎

 

の4点ですかね。

もともと朝は強くはないですが、クロミッドのせいか朝起きるのがかなりキツくなりました。

もう眠くてしかたねぇ。

これは絶対クロミッドのせいだと決めつけて毎朝自分を正当化しています。

 

あとは食欲が増えましたね。そのせいで、若干太りました。。。

普段、間食とかしないんですけど気がつけばチョコとかよく食ってました。

 

また、若干便秘気味っぽくなりました。硬くなったというか。

 

あとは気持ち、性欲が増したような・・・。

 

 

と、飲んだ感想としてはこんな感じですかね。

男のクロミッドの副作用をネットで調べると、

 

  • 食欲増進による体重増加
  • 顔や背中などにニキビ
  • 肝機能障害

 

とあるので、ニキビや肝機能障害は出ていませんが、食欲増進はまちがいなくあると思いますよ。

 

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所要時間とお会計

時間をメモするのを忘れてしまったのですが、午後通院だったので空いていて全部で1時間半くらいで終わりました。

合計 2,110円

NAC日本橋通院合計
1周期目(凍結ならず):191,508円
2周期目(継続中):289,311円

 

まとめ

LHとFSHの値を上げるためにクロミッドを飲み始め、じょじょに数値は改善してきています。

ただそれに伴いテストステロンが基準枠を超え始めたので、果たしてこれはいいことなのかちょっと疑問でもあります。

これLHとFSHがさらに上がったら、テストステロンの値どうなるんやろ? 1000とか超えないよね?(笑)

ちょっとそのあたりのメカニズムは調べたけどわかりませんでした。

(もしかして、FSHの刺激によってセルトリ細胞から出るテストステロンを精細管に留めるABPをもっと出せば、血中のテストステロンの値は下がるとか? つまりFSHの値が増えればABPが増えて、テストステロンの多くは精細管に留まることで、血中にテストステロンが大幅に漏れ出ず、血液検査でのテストステロン値は基準値内に収まる、みたいな?)

 

引き続き、クロミッド飲み続けます。

 

注意
あくまでネットで情報収集し自分なりに整理し書いた備忘録的なものですので、必ずしも情報の正確性は担保しているものではありませんこと予めご了承ください
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約4年半にわたる不妊治療の記録を綴っています。体験したからこそ感じた不妊治療を取り巻く「内」と「外」の課題。顕在化しづらいこの課題の軽減・解決、そのギャップを埋めるべく夫婦で取り組んでいます。「不妊治療を身近な選択肢に」が当たり前の世界にしていきます。
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