2度の人工授精が陰性に終わり、今後の不妊治療の進め方を悩んでいる我々。
体外受精・顕微授精というステップアップの余地は残されているものの、
・不妊原因が不明
・妊娠経験あり(→流産)
ということから、なかなかその先に進む決断が出来ていない。
どこかで、
「自然妊娠か人工授精で授かれるんではないか」
と期待している部分もあり、不妊治療に関する書籍を読み漁りつつ、他院や東洋医学(漢方や鍼灸)も含め何度かセミナーにも足を運び、自分たちなりに情報を集めているところ。
そんな情報収集するのも時間的な猶予を考えると、そろそろ方針を固めなきゃな〜と思っている。
そこで、この一週間妻と真剣に話し合い、以下方針で進もうと考えている。
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中医漢方と鍼灸治療に専念する
先日から悩んでいた東洋医学(漢方・鍼灸)。
その後も数院を回り、実地で情報を集め、自分たちの状態と中長期的な人生設計とも照らし合わせて、まずは漢方と鍼灸治療に専念すると決めた。
よって、一度はなおかIVFでの治療はお休みすることになる。
これは、はなおかが良いとか悪いとかいう話ではなくて、自分たちなりに導き出した妊娠〜出産までの作戦上、必要かつ前向きなお休み。
今後の具体的な妊活計画
今後の漢方&鍼灸治療含めた計画は、
①最低半年は、漢方&鍼灸治療のみに専念。
②その期間中はタイミングで頑張る。
③半年後以降は人工授精を数回行い、妊娠に至らない場合はステップアップ。
と考えている。
これからの2017年内にかかる費用(予算)としては、
漢方&鍼灸=30万円位(半年)
人工授精=10万円位(2〜3回)
体外受精=50万円位(1回)
ざっくりと計90〜100万円位
と想定(高ぇ〜〜泣)。
こんな感じ↓
って感じかなぁ(助成金はここには含めていない)。
もちろん、これに完全に縛られるのではなく、その都度状況に合わせて多少の軌道修正はしたい。ただ、漢方&鍼灸は最低半年の継続は変わらないと思う。
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中医漢方と鍼灸治療に専念する理由
なぜ、一旦はなおかをお休みして漢方&鍼灸治療に専念するのかというと、以下理由でそう決めた。
①年齢的にギリギリまだ余裕がある。
②卵子の質を維持(良い卵子を守る)する為。
③人工授精や体外受精(西洋医学)の成功率を上げる為。
④妊娠率ではなく、生産率を重視した為。
⑤2人目のことも考えて
①年齢的にギリギリまだ余裕がある
「は? YOU 33歳だしそんな悠長なこと言ってられ無くね?だったらさっさとステップアップしちゃいなよ!」
と思う人もいるだろう。その通りだと思う。ただ、ある程度時間のかかる東洋医学をあとになってやろうと思った時、その時には今以上に覚悟がいるし、あせりは今の比ではないだろう。
今だからこそ手を出せるとも言える。
結果的に効果がないかもしれない。でも「してみたいな」「興味あるな」と思った妻の気持ちを無視して、今までの治療を継続し、それでも授からなかったとしたら「あの時やっぱり漢方や鍼灸やっとけば良かったな」って後悔しかねない。効果の有る無しよりも、やること自体に(精神的な安定も含め)意味があると思うのだ。そして今ならギリギリチャレンジできる年齢だと思うし。
ダメだったのなら「漢方と鍼灸は私たちには合わなかった」とわかるだけでもその後の不妊治療へより専念できるはず。
②卵子の質を維持する(良い卵子を守る)為
卵子の数は生まれた時から決まっていて、増えることはない。
妊娠に必要なのは卵子の数では無くて質。卵子の年齢は自分の年齢と同じであり、徐々に老化していくもの。漢方で体質改善を行い質の良い卵子を守ることで、妊娠する可能性は高くなると思う。
そもそも卵子は、原始卵胞から成熟卵胞に育つまでに約150日(約5ヶ月)ほどかかる。そして段階によって発育を促す要因が違う。
まず初めの130日ほどは血行によって発育が進み、以降はホルモンによって発育が進む。
つまり、血行(血流促進、血量増加)が非常に大事なのだ。血流が良くなり血量が増加することで、視床下部(その中の下垂体)から分泌されるホルモンも卵巣や子宮などへ行き届きやすくなるだろう。
ちなみに良い卵子が取れるというのは、漢方治療によって卵子の質が上がるということではなく、血行を良くすることで卵子に与えるダメージを最小限にとどめる(守る)という意味であって、決して漢方治療で卵子の質が上がるということではない。
③人工授精や体外受精の成功率を上げる為
どんなにクリニックや培養士の腕が良くても、極論卵子や精子という素材、着床〜妊娠が行われる母体という土台が良くなければ、たまにはラッキーパンチもあるだろうが、受精はできても妊娠(着床)するのは難しいのではないだろうか。
素材と土台を整えることで、妊娠率はあがると信じている。
④妊娠率ではなく、生産率を重視した為
受精率より妊娠率、さらに言うと妊娠率より生産率を重視している。生産率とは言い換えれば出産率。
受精しても妊娠しなければ意味がない。妊娠しても流産しては意味がない。当たり前だが無事出産に至ることが大事。
受精〜妊娠にばかりに気を取られて、肝心の出産までを忘れがちになっていた。
漢方で母体を整えることで、受精から出産までの一貫の流れ=生産率を上げたいと思っている。
⑤2人目のことも考えて
我々の目標は2人授かること。母体を整えておくことで2人目も授かれる可能性は高くなると思う。
あわせて、産んだらゴールではなく、そこから育児という重労働が待っていることも考えれば、今から体質改善(=体づくり)をすることで育児面でも良い方に働くと思うのだ。
ARTによる妊娠率・生産率・流産率データ
以下は日本産科婦人科学会が公表している2014年のART(生殖補助医療)による妊娠率・生産率・流産率のグラフ。
このグラフを見ると、34〜35歳頃から妊娠率や生産率は下がり始める。そして、ここで特に見て欲しいのが、紫の線の流産率。
34〜35歳までは20%位だが、以降は加速度的に上昇し、39歳では倍の40%に達している。
このグラフをみて「早く手を打たなきゃ」と誰しもが思うだろう。体外受精などARTに早く進まなきゃと。
我々もそう思っていた。
だけど、先日ある漢方セミナーを受けた際に以下のようなデータを見せてもらい、考えが変わった(あくまでセミナー主催側(治療院)からのデータなので、データの正当性を確認する術はないが)。
妊娠率の比較データ
30〜39歳については漢方&鍼灸を行っている方が妊娠率が上がっている。だいたい5〜9%くらい高い感じ。40歳以降はほとんど一緒。
流産率比較データ
妊娠率の差が5〜8%に対して、流産率については10〜20%位の開きがある。
これが本当だとすれば、結構インパクトある数値だよね。
なので急がなければなら無いけども、この流産率も加味して考えると、まずは最低半年でも漢方&鍼灸治療に専念した方が最終的に良い結果につながるのではないかと。
もしそれが間違っていても、半年の時間のロスならまだ妻の33歳という年齢を考えてもリカバリー可能だと思うし、手持ちの札があるうちに後悔しないように、まずは試しにいろいろカードを切ってみようと思うわけ。
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今後の妊活方針、吉と出るか凶と出るか?
ということで、一旦はなおかをお休みしま〜す。「先生、すんませ〜ん」
なんでも挑戦。できるだけ、体に負担をかけない形で妊娠に至りたいという想いもあり、まずは最低半年(長くて1年)と期間を決めてトライすることにする。
吉と出るか凶と出るか。
何をやっても、後になってみないと分かんないし、まずは後悔しないように自分たちの納得した形で進めようと思う。
今後も治療する医院や体験(内容や感想、費用など)をシェアしていこうと思います。
夫
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こんにちは~。
方針決まったんですね、鍼灸は血流が良くなりますし気分転換にもってこいで良い感じですよ(煙たいけれど)。
色々と調べられていて、いつも勉強になります。
生まれるならこの夫婦から産まれたいなぁと思いました(33歳)。
忍活さん
こんにちは。お褒めいただきありがとうございます。
方針を決めたと言いながら、今も迷っているというのが本音です。
なので、またすぐに方針が変わるかもしれません(笑)
すぐ体外受精にステップアップした方がいい話なのかもしれませんが、
妻の体のことも心配なので自分も納得しなければ、前に進めないめんどくさい男です(笑)。
また新たにセカンドオピニオンや不妊専門のカウンセリングにも行ったりと、情報収集と自分たちの
考えの照合作業は継続しています(否定されたりもしますが、勉強になりますね)。
今後も得た情報などシェアしていきますので、何かのお役に立てたら幸いです。