漢方や鍼灸は妊活に効果ある?東洋医学の治療法や費用などを聞いてきた

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あっという間に2017年も10日が経とうとしていますね。

今週は2回目のAIHのための卵胞チェックもあるし、妊娠できなくても、次の周期がやってくるのも本当に早い。。

AIHの妊娠率は2回目までが一番多いというデータもあるし・・どうなるんだろうか。

でもそれって排卵誘発してのデータかもしれないしな〜、私は自然周期だし、やっぱ確率低いのかな?

薬に対しての怖さと、でも早く妊娠したいからそのためには飲んでみたい気もして、気持ちが反比例してウダウダしてしまっています。

しかも今日はそんな優柔不断な私にさらなる選択肢を与えてしまうことになる(?)、漢方薬局についに相談に行ってきました。

漢方や鍼といった東洋医学がずっと気になってはいたけど、どこかでそこまでしなくても妊娠するだろうと思っていたここ半年ほど。ついにその門を叩く時が来てしまいました。。

緊張しながら、訪問してきました。

 

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漢方薬局での初診

今日伺ったのは、鍼灸治療と漢方処方が一体となった都内に何店舗か展開している漢方薬局。

ネットで調べていた時に、

 

鍼と漢方が同時に受けられるんだ〜

 

と気になっていたところなんです。

まず、不妊症に対する東洋医学の治療ってどんな感じなのかだけでも聞いてみたいと思い、予約をせずに訪問したんですが、ちょうど空いていたみたいで、治療の説明から私の体質チェックまでしてもらい結局2〜3時間ほど滞在しました。

ちなみに、全て無料でした。

 

東洋医学の治療とは

まず、私たちのこれまでの妊活の経緯(妊活歴、流産経験など)を説明するところから始まりました。

ここで感じたのが、東洋医学(漢方や鍼灸)はこの問診にすごい時間をかけて、詳しく確認すること。これまでの事実にとどまらず、感覚的なものや感情の変化など、どんな些細なこともしっかりとカルテにメモをとっていました。

また「TEGエゴグラム」という心理テストも行いました。表面的な部分だけでなく、どんな人物であるか根本的なところから理解しようとする姿勢が印象的でしたね(ちなみに私はくっきり「M型」の明朗楽観タイプでした。夫は真面目な「P優位型」でした)。

もはや、一種のカウンセリングに近かったですね。

そして、先生から妊娠に至る上で大事なこと(要素)の説明がありました。

受精

着床

成長

妊娠にはこの3つのどれが欠けてもいけない。

(うんうんそれはわかる)

そしてそのためには、

受精は卵の質が大事。

受精卵が着床しやすい子宮内膜を作ることが大事(フカフカにする)。

と、説明されました。

ここまではこっちも勉強しているので「知ってるよ!」と心の中でつぶやいていたんですが、すると先生から、

 

では、そうなる為には何が大事だと思いますか?

 

と突然の質問。

 

え・え・え〜と、、、、規則正しい生活とか???

 

とざっくり答える私。

答えは、

 

血流です

 

と。ほ〜血流か。

子宮内膜をフカフカにする為に血流が大事ということを、人体解剖図を見ながら説明してくれました。

子宮内膜、漢方、東洋医学

まず、血管というのは大小ありますよね。一番大きいのが大動脈。これらはホースくらいの太さがあるとても大きな血管。

この血管は心臓など、生命活動を維持するのにとても大事な臓器につながっています。

しかし、卵巣や子宮は生命活動を行うといった点でみると優先順位の高い臓器ではない為、細い血管でつながっています。

細い血管は、いわば太い血管の支流。よって血流が悪くなれば真っ先に細い血管がその影響を受けます(血液量が減少)。

ですので、細い血管でつながっている子宮に血液が行き渡りずらくなるんです。なので、血流を改善することが大事なんだそうです。

血流がなぜ重要かさらに詳しくいうと、血流が悪いとしかるべき場所にしかるべきタイミングで必要な「ホルモン」を運ぶことができないからだそう。

ホルモンをしっかりと運ぶために血流が大事ということですね。うん納得。

ちなみに過去に子宮筋腫ができてしまったのも、この血流の悪さが原因の一つだろうとのことでした。

 

血流を良くするためには

そして、血流を良くするために行う治療が「鍼灸」なんです。

個人の体質や状況をみてツボを刺激することで、血液を散らしたり、集めたり、流したりするそうなんです(すげ〜なおい)。

ただ、鍼灸で血流を良くしようにも、血液が少ない状態であれば、あまり意味がないですよね。

この場合、まずは血液量を増やすことが先決となります。鍼灸で血流を改善すると同時に、漢方で血液量の増加を促すという治療が東洋医学的治療方法みたいです。

つまり、

 

漢方で補い、鍼で血流を改善する

 

ということだそうです。

そして、ここの漢方薬局ではこのどちらも(漢方の処方と鍼)同時に出来るのが強みとのこと。

普通は漢方と鍼灸、別々の治療院に行くことが多いみたいですが、できれば同じところで同じ先生の治療を受けたほうが、治療の方向性が定まり良い結果につながりやすいということみたいです。

たしかにそう言われればそう思いますね。

 

東洋医学の効果と原始卵胞について

 

漢方(東洋医学)は効果がでるまで時間がかかる

 

とよく聞きますよね。

たしかに西洋医学に比べ即効性はないと先生もおっしゃっていました。ただ、一緒に説明を聞いた夫は違う解釈をしていました。その解釈を聞いて「なるほどね」と納得しました。

夫は、

 

即効性があるか無いかで見るんではなく、どこに対してアプローチしているかをみるべき

 

と。

たとえば、西洋医学では卵といえば排卵付近を重点的に見ます(卵の大きさや排卵日がいつかといった点に終始)。

しかし、卵というのは誕生(原始卵胞)から排卵するまでに半年近くかかり、数日で突然大きくなるわけではありません。

東洋医学では、この卵の原始卵胞から排卵までを重点的に見ます。そしてここの期間で卵の質があがるように治療を行います

この西洋医学と東洋医学の違いを夫の例えを借りると、

西洋医学は、田植え機や肥料、農薬、収穫機械といった作物に対してのアプローチ。

東洋医学(漢方)は、土作り。畑の土をしっかりと耕すという基礎(根源)的な部分へのアプローチ

なんじゃないかなと。

なんとなくわかるような気もします。

 

東洋医学流 体質チェック

体質チェックは、

・血流チェック(機械で血圧などを細かく見る)

・問診(問診票を元に妊活歴・生活習慣、生理などについて先生と話す)

・脈(先生が私の脈を触り、チェック)

・舌(舌の表裏、色やコケ、血管などを目視チェック)

を見てもらいました。

私の体質の結果は、

 

「東洋医学的にも大きな問題はないけれど、血流が足りていない血虚瘀血の気がある」

 

とのことでした。

私が最近気になっている「生理が少ない」ことも、血を作る力が足りていないことが関係するかもしれない、と。

血虚(けっきょ)や瘀血(おけつ)については、東洋医学に当てはめると私はそれだろうなぁと今までも思っていたのですごく納得しました。血液を補い、血流をよくすることで、妊娠に近づくだろうということでした。

また、流産についてなんですが、

 

  • 流産は出産と同じくらいエネルギーを使う
  • 流産で体質が変わる人もいる
  • 流産の疲れがまだ取れていないこともあるかもしれない

 

といったお話が印象的でした。

 

治療期間や費用について

体質チェックを終えた後、私に効果のあると思われる漢方の種類や鍼治療の説明をしてくれました。

で、気になるのはやっぱり金額

私たちは始めに

 

東洋医学にとても興味があるが、予算が不安

 

と伝えていたので、先生たちもこちらの金銭的な不安や予算についてもきちんと向き合って考えてくれました。

ちなみに治療期間としては、卵が原始卵胞から排卵されるまでに半年くらいかかるので、治療は最低半年は継続しないと効果の実感は得にくいとのことでした。

もちろん、半年で効果を実感できないこともあります。

 

①まず、勧められた漢方と鍼を全部やったパターン

  • 煎じ漢方 5種類
  • 帰宝当帰膠(既製品)
  • 鍼60分 月2回

月々 53,000円前後

 

②次に、もう少し予算を抑えてもらったパターン

  • 煎じ漢方 4種類
  • 鍼30分 月2回

月々 35,000円前後

(ちなみに漢方は、錠剤やエキスよりも煎じるほうが効果が大きいそう)

こんな感じでした・・・。

わかっちゃいたけど、結構かかりますね。

どうせやるなら、①で出来たらもちろんいいのでしょうが・・・AIHと併用したらざっと月10万弱なので、かなりきついです。

でも②のパターンは、帰宅後冷静になって考えてみると「効果あるのかな?」とか考えてしまったり。もしくは、3万円くらいを予算と考えるなら、漢方か鍼どちらかに絞ったほうがいいのかな〜、とか。

①で頑張った方が結果的に短期間で結果を得られて、②だと結果的に長い期間治療することになり、最終的にみたら同じかもっとかかってしまうとか。

でも①だと財政破綻を招き、途中で断念せざるを得なくなったらどうしよう、やっぱり「継続」するという点に重きを置いて②かなぁ〜とか。

もういろいろ考えすぎて頭がこんがらかっちゃってます。。。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

 

多すぎる情報と治療パターンと予算に頭をかかえる

で、あたいら絶賛頭抱え込み中です。。

悩み、考える

なんせ選択肢が多すぎる。

ざっと考えただけでも、

これまで通り西洋医学のみで進める

西洋医学&東洋医学併用
(金銭的にはかなり辛いが、一番の近道か?でもこれで妊娠しなかった時のダメージって・・)

東洋医学で徹底的に体質改善を試みる
(半年ほど不妊クリニックを休み、その間はタイミングのみに専念。ただ時間的な焦りが・・)

こんな感じ?

いろんな人の妊活ブログをよく見ていますが、③の道に進む人ってなかなか見かけない気がします。

でも私は実はこれが今一番気になっていたりもします。

私はどこかでやっぱり、「ステップアップしても根本的な原因追求にはなっていないよな」っていう考えがあるんだと思います(もちろんステップアップを否定するものでは全くありません)。

重複しますが、西洋医学の不妊治療は根本的な問題の解決ではなく、薬や処置で妊娠に近づけようとするものだなって。

それで妊娠出来たらいいけど・・出来ない場合もあると思うしなぁ。泣

なんかもう・・情報もパターンもありすぎて頭から煙出そう。プシュ〜〜〜〜〜

 

しかしここまでしないと妊娠出来ないとは・・・もう笑えてさえきた。まぁ、悩んでも自分たちの答えを出して、今出来る自分たちなりのベストを尽くすしかない。

まだどうするか決めかねていますが、とりあえずもう一店舗くらいは漢方&鍼の相談に行ってみて比べたほうがいいかな、と思っています。

 

はぁぁぁ〜!

 

ところで、やっぱり基礎体温はつけたほうがいいみたいなので(当たり前ですよね・・)長きにわたるお休み期間を終え、明日からまたつけ始めることにします!

漢方鍼灸による妊活に進むべきか。今後の不妊治療の私たち夫婦の方針。

2017年1月10日

漢方医院で妊活&不妊治療開始!初診の感想や費用、薬やサプリメントなど

2017年3月7日
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1983年生まれ。約4年の妊活〜不妊治療を経て顕微授精による移植で2018年に出産しました。経験から不妊治療を取り巻く環境の課題軽減、当事者支援に取り組んでいます。
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6 件のコメント

  • こんにちは(*^O^*)

    このご時世、簡単に情報が得られる分、取捨選択するのが難しいですよね。。
    わたしにとって、ぽっ子さんの情報は一経験者のリアルな情報で、とてもためになります。
    時間とお金をかけた情報と思いますが、とっても勉強になります!

    正月に主人の実家帰省した際、覚悟はしていたのですが、子どもの話になり(涙)というか話を振ったのは主人からなのですが、、ぉぃ
    義両親が初詣に連れてくとのことなので、ついて行ったのですが、まさかの子宝祈願で有名な神社・・・(・・;)涙出そうでした\(^o^)/
    後ろに並んでいた父娘(中高生くらい?)がいて「お前はまだ(子宝守り)いらん」と話していたのを聞いて、切なくも笑っちゃいました。

    今年は病院デビューするぞ!
    というところです。

    • ひろみさん

      初めまして(*^^*) コメントありがとうございます!とても嬉しいです。
      また、ためになると言ってもらえて本当に励みになります( ; ; )

      ほんと、情報の海に溺れそうになりますよね。
      時間が限られているので、一つ一つの選択や判断が本当に難しく、そして重要になってきますよね。。
      選択した道が合っているのか合っていないのか、赤ちゃんが出来るまで常に不安がつきまといますし・・
      だからこそ出来るだけ、自ら体験して納得感を持ちたいな〜と思っています。(それでも迷いまくりますが(^◇^;))

      お正月は義両親や友達の報告など、私もいろいろと気になることが多かったです。。
      自分をしっかり持ってないと、どうにかなってしまいそうなこともたくさん!笑
      「マイウェイマイウェイ・・・」が最近の呪文です笑

      中高生の子に感じる、切ない気持ちもなんとなく分かる気がしてうなずいちゃいました☆

      病院デビュー、陰ながら応援しています!
      またお気軽にコメントください(*^^*)

  • 初めまして、ぽっ子さんと年齢が同じだったのでふらりと立ち寄らせていただきました(^^)
    私は去年の1月~不妊治療を始め、同年9月後半に鍼灸を開始しました。
    生理痛が酷かったのが、鍼灸を始めてから無くなり身体も温かくなってきています。
    今のところ不妊治療&鍼灸、タイミング指導でやっておりますが、次の作戦も考えねばと思っているところです(´д`|||)ドウシマショ~。

    • 忍活 さん

      はじめまして!コメントありがとうございます(*^^*)
      同い年なんですね、親近感がわきます^o^

      鍼灸の効果を教えてくださり、ありがとうございます〜!
      最近やっぱり、漢方&鍼灸を少ない予算で両方やるより、どちらかに絞ったほうが
      いいんじゃないかと考えていたので、とても参考になります。

      もうすぐ30代半ばも半ばになるので、じわじわと焦ってきますよね。。
      きっと今年はいい年になると信じて、頑張りましょうね(*^^*)

      PS:忍活さんのお名前に失礼ながらも笑ってしまいました。
      「忍活」・・とても納得です(笑)
      まさに妊活は耐え「忍」ぶものだと身にしみて感じていますので(笑)

      • ぽっ子さん

        以前は岩盤浴へ行ったりジムへ行ってみたりしてたのですが、そんなに予算をかけられないので、鍼灸の効果に期待しようと思い今は鍼灸だけやっています。
        気持ちもリラックス出来ますし、先生の話も微妙に楽しくて為になるので(笑)
        年齢的に焦りますよね~、外野の野次は聞き流して(笑)平常心を保ちながら頑張りたいものです( ´∀`)♪

        ps.忍活…それは耐え忍ぶもの(-_-).。oO(遠い目)
        今のところ夫と鍼灸の先生しか妊活中である事を知らないので、そんな感じです(笑)
        またお邪魔させてもらいますね(^o^)/
        お互い良い一年になりますように♪

        • 忍活さん

          お返事ありがとうございます!^o^ 返信遅くなってしまってすみませ〜ん!
          鍼灸・・・やっぱり気になります。私も通ってみたいです!

          そうなんですよね、外野の野次に一喜一憂してると身も心もボロボロになっちゃうんですよね(^◇^;)
          どうせ大変な忍活道ならば、精神的にも何か悟ってでっかい人間になりたいものです・・!笑
          (本当は一刻も早く終わらせたい忍活道ですが笑)

          2017年、絶対良い年にしましょうね!!
          また良かったらお気軽にコメントください(*^^*)

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