不妊治療の経験をレポートとして投稿できるWebサービス「REPOCO」をリリースしました

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4月15日に、不妊治療の経験をレポートとして投稿できるサイト「REPOCO」をオープンしました。

REPOCOは、治療経験者の「治療レポート」を蓄積していき、現在治療中の方へ情報を残すと共に、不透明な不妊治療環境の可視化を目指すサイトとなります。

 

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Twitterの #不妊治療戦士達の通院先と実績 のタグを発展

以前よりTwitterの不妊治療アカウントの間では、不妊治療クリニックを卒業したタイミングで #不妊治療戦士達の通院先と実績 というタグをつけ、現在治療中の方へ治療内容やクリニック名、自身の治療歴などを情報として残すという文化があったのですが、

イメージとしては、レポコはそのタグを統一されたフォーマットで閲覧できるWebサイトとなります。

 

 

数年前から夫と「何か当事者の役に立つものを作りたい」と考える中、たくさん話し合いを重ね、また多くの方にご協力を頂きながら具現化してきました(開発過程に関する話はまた別の機会に・・)

 

レポコとは

REPOCOは高度不妊治療(体外・顕微授精)で妊娠出産に至った方が「治療レポート(レポコ)」として足跡を残すことができるサービスです。

治療データをいつでも振り返られることはもちろん、その貴重な情報はこれから治療に踏み出す方、そして今まさに治療中の方への光となります。

具体的には、

  • 検査
  • 採卵
  • 移植
  • 費用
  • 投稿者の情報
  • 治療歴・転院歴
  • 不妊原因
  • クリニックの基本情報
  • 通院回数や決済方法など
  • レビュー
  • 分析

 

について詳細に治療内容を投稿することが可能です。

自由記述欄もあり、フォーマットで書ききれない部分はテキストで投稿することもできます。

 

また、レポコを閲覧する方は

 

  • クリニック
  • 年齢
  • ステータス
  • 何人目治療
  • 採卵・移植回数
  • AMH
  • 胚の評価

 

といった切り口からソートすることができ、自分と似た状況の方の治療詳細を見つけることができます。

 

ぽころぐのレポコ

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レポコを作った思い

不妊治療は現状、保険のきかない自費診療です。その費用はとても高額で数百万円かかることも珍しいことではありません。そして、そんな高額なお金を払っても結果が約束されないのが不妊治療です。

その上クリニックの情報や実績は公正に開示されていません。仮にクリニック独自の方法で開示されていたとしてもそれが信用できるものかどうか私たちでは判断がつきません。

また治療ガイドラインもなく、治療方針はクリニックによって実に様々です。さらには不安を煽る広告や、エビデンスに乏しく怪しい不妊治療ビジネスも横行しています。

治療に踏み出す方たちはこんな不透明な環境の中で、まさにギャンブルともいえるほど難しいクリニック選びをしいられています。

そうした悪環境の中、不妊治療にて妊娠・出産をされた方々が、自身の治療情報を役立てたいという「想い」があることを私たちはこれまでたくさん目にしてきました。

レポコはその「想い」をひとつに集めることで、生きた情報からなる集合知を作り、不妊治療経験者全体のコミュニティの活発化に役立てたい、この不透明な不妊治療環境を少しでもクリアにしたい。

そしてなにより、たくさんの生きた情報を現在治療中の方・治療を検討している方へ届けたい。

そういった願いを込めて作りました。

 

投稿をお願いします!

4月15日のオープンに先立ち、多くの方に事前投稿を頂きました。

たくさんのご協力を頂き、現在すでに166件 87施設のレポコが掲載されているんですが、

 

ひとつひとつのレポコが本当に濃い・・!!

 

開発者の私たちも震えるほど、貴重な情報がたくさん掲載されています。

本当にありがとうございます。

引き続き、レポコでは高度不妊治療を経て妊娠〜出産に至ったかたからの投稿をお待ちしております。(「転院」用のレポコも準備中です)

投稿いただける方はお手数ですが、レポコの Twitter DM までご連絡ください。登録URLをお送りさせていただきます。

 

また、レポコへのご意見もお待ちしています。

レポコの画面下部(フッター)には、レポコへの意見を匿名で投稿出来るフォームがありますので、遠慮なくご意見を送ってもらえると嬉しいです。より良いサイトにしていくべく、日々改良を重ねていきます。

 

経験をカタチに、情報をエールに。

 

REPOCOをどうぞよろしくお願いいたします。

 

REPOCOはこちら

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1983年生まれ。約4年の妊活〜不妊治療を経て顕微授精による移植で2018年に出産しました。経験から不妊治療を取り巻く環境の課題軽減、当事者支援に取り組んでいます。
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