卵子の数は決まってるとか老化するとか知らなかった。男も最低限妊活の勉強すべき

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先日妻に「先を見据えて早めに勉強しておこう」と誘われ、はなおかIVFの体外受精勉強会に行ってきました。

そこで初めて詳しく女性の体、月経、妊娠のメカニズムについて学び、「今頃?」なんて言われそうだけど、男としていろいろと学ぶことが多かったので備忘録として書いてみます。

 

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卵子の数って決まってるって知らなかった

卵子の数は生まれた時から決まっていて年齢と共に減少するという事実を、恥ずかしながらこの日初めて知りました。

精子と同じように常に新しく生み出され、卵巣の卵子生成能力が減退しない限り、卵子の数が減るということはないと思っていました。

 

卵子の数

胎児の時:約200〜500万個

生まれた時:約100万個

月経が始まった時:約10万個

と、どんどん減少していき、しかも排卵もされずに淘汰されていく卵子も毎月数多くあるらしい。

不妊治療前までは、こういった事実をほんとに知りませんでした。

男ってこういう知識って全然持ってないなって改めて思います。女性にとっては当たり前の基礎知識なのかもしれないが、こういうことを学校で習った記憶がありません。

20代の頃、祖母から

 

早く子供を作りなさい。あなたはいいけど女の人は早くした方がいいのよ

 

と帰省するたびに耳タコで言われてた意味が、ここ最近ようやく理解できるようになってきました。

卵子が限られてるって知らないから、子作りへの焦りが女性よりも少ないんだと思います。

 

一生のうちに排卵する数は?

女性が一生のうちに排卵する数を計算してみました。

排卵は約28日周期なので年間約13回として、月経の開始平均年齢が13歳(正確には12.5歳)、閉経は平均50歳とすると、

 

13回 × (50歳ー13歳)=481回

 

13歳で妊娠っていうのは現実的ではないから、20歳〜としても400回位が現実的な数字でしょう。

この数を多いと捉えるか、少ないと捉えるかは人それぞれですけど、具体的な数字に置き換えるとけっこうリアル感が増しますね。

毎回排卵の時は、200個に1個位(10万個➗481回)の割合で選抜されてでてくる計算になります。本当に恥ずかしい話だけど、一回の排卵で1個しかでないなんて知りませんでした。

なんか、てっきりいっぱいドバッて出てくるものだと思ってた。。。

 

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AMHは数、年齢は質

卵子について重要なことは「AMH」「年齢」の2つとのこと。

AMHとは、アンチミューラリアンホルモン(または抗ミュラー管ホルモン)の略で、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。血中AMH値が原始卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映すると考えられております。その値は、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまり卵巣の予備能がどれほどかを反映すると考えられています。
※浅田レディースクリニックから引用

AMHは簡単にいうと、卵子の数の指標。

AMH

そしてもう一つ大事なのが年齢

年齢は、卵子の質を決めると言われています。

AMHは数を推測する指標ですが、この数値が低い=妊娠率が低くなるということではなく、AMHと妊娠率に明確な相関関係があるとは言えません。したがって少ないからといって過剰に心配する必要はなさそうです。

 

逆に年齢と妊娠率には相関関係が見られます

年齢が上がれば上がるほど妊娠する確率は低くなっていくということです。

つまり、

妊娠には卵子の数よりも卵子の質が重要ということ。

てっきり数が多ければいいのかと思っていましたが、「質」こそが重要であると、院長は強く言っていました。

祖母の言葉がまたストンと腹に落ちました。論理的にその理由を説明されて初めて納得しましたね。

 

年齢別の妊娠率

はなおか、卵子、妊娠率、表

勉強会の後半は体外授精の話が主となっていて、体外授精の年代別の妊娠率(上記グラフ)が示されたので、こっそりパシャリ。

左のかたまりが「全世代の平均妊娠率」。その右隣のかたまりが、〜29歳、その右隣が30〜34歳、その横が35〜39歳、一番右は40歳以上のグラフといったもの。

詳しいことはちょっと忘れましたけど、ここで言いたいのは、妊娠率は年齢とともに低下するということ。

40歳以上の妊娠率は20代から半減するというデータは結構衝撃的でした。

 

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学んだこと

今回、卵子についてかなり見識を深めることができましたし、妊娠というものがいかに奇跡的なことであるかを深く認識しました。

女性にはタイムリミットがあるということを、科学的見地から実際のデータを示されながら、かつ身近な例えを交えての説明はとても分かりやすかったですし、女性の体をいかに大事にしないといけないかって本当に実感しました。

選択肢があるうちに早く行動することが非常に重要だって、自分はそう捉えましたし、妻も改めてそう思ったみたいです。

ですので、タイミングから人工授精(AIH)に自主的にステップアップする気になりました。

大事な体ですし、大事な人生。しっかり考えることは重要だけど、考えすぎて時間を浪費してしまうくらいなら、多少前のめりでも、完璧じゃなくても前に進む、行動に移すことが大事だと感じました。

常に時は流れ、刻一刻と歳をとっていっています。

今できることをやっていこう。

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約4年半にわたる不妊治療の記録を綴っています。体験したからこそ感じた不妊治療を取り巻く「内」と「外」の課題。顕在化しづらいこの課題の軽減・解決、そのギャップを埋めるべく夫婦で取り組んでいます。「不妊治療を身近な選択肢に」が当たり前の世界にしていきます。
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