みなさま、お騒がせしとります。
クラミジア感染疑惑の夫です。
妻がクラミジアに感染しているという結果が出た
妻が書いている通り、先日のKクリニック2回目の診察で妻がクラミジアに感染しているという検査結果が判明した。
この検査は妻のみが行い、自分は検査をしていないが、妻が感染しているのであれば、日夜子作りに励む自分も確実に感染していると思われる。。。
というか、自分が感染しているかどうかということはたいした問題ではなく、妻から責められているのは、その
感染経路。。。
そう、感染の原因は、
自分にあるのではないか?という疑惑をかけられているのである(汗)
おそらく、このブログを読んでいるみなさんも
「おいおい・・自分やっちまったな!」
と思われていることだろう。
そんな疑惑をこの記事でしっかりと晴らしたいと思う。
クラミジアとは?
クラミジアというと一般的に、クラミジアトラコマチスという菌を指すようで、主な病名としては、性器クラミジア感染症と呼ばれるらしい
男性の自覚症状としては、
排尿痛
尿道不快感
そう痒感
などを感じるそうだが、80%の人は自覚症状がないとも言われている。
そして感染経路は、
性交渉
オーラルセックス
ディープキス
といった行為でしか感染しないらしい。
クラミジアの菌というのは非常に弱い菌で、粘膜に入り込まないとすぐに死んでしまうらしい。
よって他の菌のように共用のタオルや、お風呂(銭湯など)といったものを介して感染するということはないらしい。
日本においてクラミジア感染症の感染者数は100万人以上とも言われていて、男の感染率が6〜7%に対し、女性の感染率はその倍の13〜14%と言われている。
そしてこの感染者数の多さは、先進国では突出して高いらしい。。
「日本ってそんなに感染しているやついるんや〜」(遠い目)。
と思いっきり他人事のように感じてしまっているが、
多分俺も今その6〜7%の中に入ってるだろうけどね。。。
浮気疑惑に戸惑うも、妻は絶対に潔白だと思う気持ちの狭間で正直混乱中。
そもそも8月の血液検査では「陰性」と出ていたわけで、そして8月から今に至る間で、神に誓って素人やプロ問わず他の女性とチョメチョメなんてしていない。
信じてもらえないかもしれないが、本当にしていない。
していない。
していないのよ。
していないのよ。本当に。。。泣
そうなると妻が怪しいが、これは絶対にない。
妻とはもう本当に長い付き合いで妻の性格上、浮気することは絶対にありえない。
1兆%ありえない。
妻っは恋愛や男女のわびさびに関しては超奥手。
大人の情事的(性的)なことへの関心は驚くほど低く、その分野の知識や感覚たるや中学生レベルで止まっているような人物。
しかもほぼ毎日一緒にいるし、そんな時間はない。ラインとかも互いにパスワードを知っているので、浮気のしようがない(信じすぎ?)。
と、誰に弁明しているのかわからんが、まぁ妻が浮気するということはない。
そうなると、感染源は己となる。。
自分のことだから絶対に浮気していないことはわかるのだが、妻も浮気することはないとも確信をもっている中、この結果をどう受け止めたらよいのか分からないし、戸惑うし、混乱しているというのが正直な気持ち。
なので、かくなるうえは自分も検査をするほかないと思い、行ってきましたよ。
性病科にね。
潔白証明の為、性病科に行ってきた
今回行ってきたのは、新宿にある「新宿クリニック」。
新宿クリニックを選んだ理由
数ある性病クリニックから、なぜこの新宿クリニックを選んだのかというと、
- 自宅や職場から遠い(知人との遭遇を回避)
- 検査結果の判明まで最短1日という速報性
- 匿名での検査が可能
- 予約不要
- 検査費用がそれほど高くない
- 歌舞伎町という風俗街に隣接している
という理由から。
❻はかなり感覚的な理由だけど(笑)。風俗街が近いということは、だいたい ”そっち系” の方々が多いだろうからそれほど恥ずかしくないだろうし、検査の実績数も多いだろうと考えたから。
クリニックは新宿アルタビルと歌舞伎町の間に位置し、路地裏の雑居ビルの9階にある。人目に付きにくい立地はありがたい。
だが、小さなエレベーターが1基しかなく、それがまた1階に降りてくるのが遅いんだわ。これが。
あまりにも遅いんで、こんな人目につかない路地裏の雑居ビルにもかかわらず、エレベーター前には数人の行列が。。。
全員が9階の新宿クリニックに行くかはわからんが、なんとなく気まずいベーターの待ち時間。
ようやくエレベーターが降りてきて、ぎゅうぎゅう詰めで乗り込む。そして階数ボタンはまさかの
9階のみ。。
おおお〜みんな性病なのね。。。
となんか不思議な感覚に包まれ、9階へ。
クリニックに入ると受付で氏名や生年月日などの個人情報を問診票に記入し提出。
ちなみに診察券は交通系カードなどのICチップつきカードで代用ができるというシステム。
自分は登録した個人情報をパスモと紐づけることで、診察券を新規に作らず、パスモを診察券の代わりとすることにした。
専用の読み取り器にパスモをかざすだけで認証ができるという進んだシステム。
診察の順番が印字された紙が発行され、待合室で待つこと15分ほどで番号が電光掲示板に表示され診察室へ。
診察に入り、医師に現在の状態を伝え検査をお願いすると、検査部位の確認と検査料金の説明をされた。
クラミジアは尿道と咽頭にいる為、尿検査と咽頭検査のどちらか、または両方を実施するかを確認されたが、自分は迷いなくどちらも受けることを申し出た。
尿(性感染症)検査の費用
尿検査は文字通り採尿しそれを検査することで尿道にクラミジア菌がいるかどうかを確認する検査。
費用は、税込3,600円。
咽頭検査の費用
咽頭検査は文字通り喉にクラミジア菌が咽頭にいるかどうかを確認する検査。長い綿棒のようなキットを用いて喉の奥の粘膜をこすって検体を採取する。
費用は尿検査と同じく、税込3,600円。
お会計は、
計 7,200円(税込)
PCR法での検査
PCR法とは ポリメラーゼ連鎖反応法(Polymerase Chain Reactionの略称)という検査方法。
簡単にいうと、検体のDNAを増幅させ菌の検出を試みる検査方法。
DNAレベルの検査なので、超微量の菌すらも検出できてしまうほどに精密に検査ができるらしい。
性感染症(尿)検査は、トイレで採尿し提出するだけ。採尿の際の注意点は出始めの尿を取ること。
咽頭検査は、診察室で医師に長い綿棒みたいなやつを喉にぶち込まれ喉の粘膜を採取される。注意点は、オエェってなりそうなのを我慢すること。
検査方法などの詳しい説明は以下を参考に。
診察が終わると以下のようなカードを渡された。
このカードには氏名と自身で設定したパスワード(8桁の英数字混合)と受診日が記載されている。
このカードは後日カード下部に記載されているURLから検査結果を確認することができ、そのURLでこれらの情報を入力すると検査結果が表示されるという仕組み。
URLはこんな感じ↓
ちなみに、自分が診察したのは木曜の夜だったので検査結果の判明は2日後の土曜の午後となった。
ドキドキの検査結果はいかに!?
検査発表の土曜午後は、妻とドキドキしながら指定のURLへアクセスし、必要情報を息をのんで入力し結果を開封した。
みなさま、お待たせしました。検査結果を発表いたします。
大学受験の時のような面持ちで開いた検査結果はというと、
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陰性でございました。
なんと、陰性という結果がでた。
妻陽性、夫陰性という結果・・まさか偽陽性??
陽性を思いっきり覚悟していただけに、意外すぎる結末に余計に混乱する我々。
でも、なんで?
いや、陰性であることはとてもいいことだし、全然いいんだけど。
じゃあなんで妻が今回の検査で陽性なの??
まさか、、、これって、、
偽陽性
なのか?
検査機関のミスなのか?
それとも今回の検査が偽陰性なのか?
何がどうなってんだか訳ワカメ状態。。。
ただ陰性が出たが、妻に陽性反応が出ている以上、Kクリニックで処方された薬(クラリスロマイシン)を飲み始めた。
現状の感染状態を正確に知る為、今回の検査が終わるまでKクリニックから処方された薬は飲み始めませんでした。
感染源や経路の可能性を考えてみた
そこで、再度感染源や経路を真剣に考えてみた。
まずKクリニックで行われたのはIgA・IgG抗体をみる血液検査。
IgAやIgGというのは、免疫グロブリン(Immunoglobulin=略称 Ig)の種類のことで、Igには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類があり、クラミジア検査の場合はIgA抗体とIgG抗体を見るようだ。
これは、クラミジアに対して免疫(抗体)がどれくらいあるかという数値を見て、
クラミジア菌の有無を推定できる
クラミジアに感染してからどれくらいの時間(期間)が経過しているかを推定できる
よって、あくまで菌に対しての免疫(抗体)量をみて推定するものであり、菌自体を見つけるPCR法とは切り口が違うようだ(間違ってたらごめん)。かといって単純に精度がPCR法より劣るという訳ではないので誤解なきよう。
ただ、ネットで調べるとPCR法の検査結果の方が優先されるという記述もある。しかし、素人の自分にはなんとも断定できないので「そういう情報もある」くらいに留めておいた方がいいだろう。
以下のような感じで見ると現在の状態がわかりやすい。
IgA抗体 | IgG抗体 | 判定 |
活動性をみる | 感染の既往歴をみる | |
ー | ー | 感染なし |
+ | ー | 初期感染の疑い |
ー | + | 過去に感染歴あり |
+ | + | 過去から現在まで 感染中 |
各抗体の数値が0.90未満であれば
「-(陰性)」0.90~1.10 で微妙なライン
「+・-」1.11以上で
「+(陽性)」
IgAは菌の活動性を、IgGは菌が過去にいたかどうかを推定することができる。
で、妻の検査結果はどうかというと、
IgA、IgG共に陽性。
つまり、初期感染ではなくある程度昔から感染していた可能性が高いと推定される。
しかし、昨年8月のはなおかでの同様の血液検査では、どちらも陰性(ー)と出ていた。
仮に、仮に、仮に妻がこの数ヶ月という短期間に浮気をしたとしたら、
IgAが「+」で、IgGは「ー」と出るならなんとなくわかる。
上記の表に照らせば、感染期間が短期間であればIgGは陰性か限りなく低い数値に寄る傾向を示すと思うのだが。
ただ、この数ヶ月という期間が「短い」と医学的に定義されるかはわからんので、あくまで自分の勝手な推測だが。
いずれにしても真相は闇の中としか言いようがない。
Kクリニックに今回の新宿クリニックの検査結果(陰性)をメールで質問してみた
我々素人がやいのやいの言ってても仕方ないので、Kクリニックの先生に今回の結果を踏まえ「これはどういうことか?」と以下のようにメールで聞いてみた。
処方された薬を服用し始めたのは新宿クリニックで検査をした翌日からであると、時系列を明確にして先生に示した(薬を飲んだから陰性反応が出たと勘違いされぬよう)。
確認したかったポイントは以下2点。
① 陰性でも薬を服用して問題ないか?
② 偽陽性の可能性を含めた今回の結果についての原因や要因について
すると翌日に以下のような返信が返ってきた。
(杓子定規な回答・・)
① 陰性でも薬を服用して問題ないか?
→問題なし。② 偽陽性の可能性を含めた今回の結果についての理由や要因について
→性行為以外の感染もある。そして多くは原因不明である。
という回答だった。
え・・クラミジアって性行為以外でもうつるの??
そして原因(つまり感染経路)は不明な場合が多いの??
ほー、そうなんだ。
まぁ医者が言うんだからそうなんだろう。
ますます謎は深まるばかりだ。。。
結論
【現状】
- 妻はIgA・IgG抗体検査(抗体検査)で陽性反応が出た。
- 夫はPCR法(抗原検査)検査で陰性反応が出た。
抗体検査=免疫などの抗体を見る。
抗原検査=菌の有無(死滅菌も含む)を見る。
【結論】
- 性行為以外の経路で妻は感染した(と考えられる)。
- Kクリニックの偽陽性の可能性も考えられる。
かなりざっくりだけど、今の状態と情報を勘案するにこの2つしか考えられない。
ただ、今回の一連の騒動でクラミジアというものが性行為以外でも感染するということがわかった。
そして、もしかすると検査の正確性も100%ではないのかもしれないとも、個人的には感じた。
Kクリニックも新宿クリニックも分析・検査は外部機関に委託しており、自院にて分析・検査しているわけではない。よって、この2院はあくまで外部委託した検査機関の結果を我々に伝えているに過ぎない。
こういった我々のようなケースはネットで調べると稀ではあるが、無いことも無いみたい。
なので、もし同じような状況に陥っている方がいれば、何かの一助になれば幸いである。
ということで、
自分の浮気疑惑は払拭されやした。
ただそれよりも妻の体が心配だぁ〜。
早く治します。
夫
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失礼しますり
過去の女性から移っていた可能性はありませんか⁇血液検査の結果と照らすとそれが一番可能性としてありえそうですが。、
桜さん
確かに、過去妻の前にお付き合いしていた女性からの感染の可能性と言われると否定できないですね(というかそうでないという証拠を示しようがない)。
菌がそんな昔から今まで10数年生きながらえて残るものなのかどうかわかりませんが、自分の検査結果が陰性ということでますます訳が分からない状態で戸惑っているというのが
本音です。
我々と同じような状況に陥った方が多くいる(コメントを寄せてくれた方々)ことから判断するに、検査結果の誤りであったと、もう自分たちの中では結論づけるほかないと諦めています。
自分もこの内容とほぼ同じ事が起きたのでついコメントしてしまいましたm(_ _)m
気になってかなり色んなお医者さんに聞いて調べたんですが、女性の検査で偽陽性が出る可能性はほぼありませんが男性の尿検査での偽陰性はよくあるようです。そして何年も菌を保有してしまう人も居られるようなので血の検査を見る限り過去からの可能性が高そうに感じました。ハッキリとした事は言えませんが私も気になったので、、いきなりすみません。
コメントありがとうござます。
女性の偽陽性よりも、男性の偽陰性の(何年も保菌している)可能が高いのですね・・・
自分の血液検査はこれまで問題なかったので、なんとも言えない気持ちではあります。
貴重な情報ありがとうございました。
コメント失礼します。私達夫婦も全く同じ状態でした。最初私が友人の付き添いで一応保健所で検査するとクラミジア陽性になりました。もちろんお互い浮気は絶対にないと言い張り、2年前妊娠中の検査で陰性だったので本当に不思議で旦那にも検査してもらっても陰性でした。その後保健所に陽性になった帰りに病院で詳しく調べてもらった結果を聞きに行くと私も陰性で全く問題ない事がわかりました。抗体検査ではたまに偽陽性もあるみたいなので奥様に抗原検査で再検査してみたらいいと思いますよ!
コメントありがとうございます。
妻はすでに抗原検査実施し陰性確認済みです。
2016年8月はなおかCLで抗体検査両者共に陰性。
2017月春こまえCLで妻が抗体検査→陽性後、(夫)即新宿CLで抗原検査→陰性。
その後共に薬を服用し、妻は近隣のCLで抗原検査→陰性。という流れです。
いまだに謎です。こまえCLの抗体検査が偽陽性だったのかなと思っています。