久しぶりに子持ちの友人と再会。「子供は?」の一言が怖くてたまらない

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今日は友人の結婚式だった。

もう何回目だろう、

毎回、結婚式の知らせを聞く時は「妊娠してて飲めないだろうな」と期待しているけど、結局「飲めちゃう」友人の結婚式。

 

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主人が書いたブログにもあった通り、不妊症に悩むカップルは6組に1組と言われている

でも正直、わたしの体感ではもっと少ないのでは?と感じてしまう。

 

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久々に会うたくさんの友人達には、すでに出産したり、当たり前のように2人目が宿っていたりしていた。

女子トークで花が咲く、その場にいない子のウワサ話でもほとんどの子に子どもがいるようだった。

家族が「自然と増えていく様」を何人分も一気に目の当たりにし、自分が不妊症だという現実をまた突きつけられる。

 

自分には何が足りないのだろう。

何が間違っているんだろう。

 

現在3人目を妊娠中の友人Aは、一人目の妊娠中からずっとタバコがやめられないそうだ。

別にそのことに憤りを感じるわけではない。

彼女の人生だし、彼女が選ぶ道だ。

妊娠中のタバコがどれだけ悪いかなんて、もちろん知っているだろう。

でもおそらくAの子は無事に、健康に、生まれる。

 

別にそれはそれで、いい。

 

少し前までは子持ちの友人と話してても怖くなかった。

すぐそっち側に行けると思っていたから。

むしろ同じ土俵に立っているくらいの気持ちだった。

でも最近は少し・・怖くて辛い。

 

もしかしたら私には一生手に入らないかもしれないという恐怖感。

子ども出来ないのかな?と気を使われているかもしれないという恥ずかしさ。

 

感情が入り乱れる。

いつ自分に子供の話が振られるか、ずっと緊張しっぱなしで疲れてしまう。

ついに別れ際、「あれ?ぽっ子、子どもは?」と聞かれた時にはろくな返事ができなかった。(なんて答えたかも覚えていない。たぶんどうにか誤魔化したと思う)

 

「なかなか出来なくてね〜」

 

なんて明るく言えたら。自分自身もどんなに楽なんだろう。

自分の人生の意味ってなんなんだろう。

愛する人と結婚しているだけまし?

病気じゃないだけいいじゃない?

様々な人生があることも分かるのだけど。

不妊で悩むこの日々が

意味のあることだった。

あの日々があって良かった。

と、振り返られる日が早く来ないかな。

感動的な結婚式と裏腹な、自分の中の複雑な心境。

こんな気持ちは出来れば何度も味わいたくない。

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1983年生まれ。約4年の妊活〜不妊治療を経て顕微授精による移植で2018年に出産しました。経験から不妊治療を取り巻く環境の課題軽減、当事者支援に取り組んでいます。
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