先日、卵巣年齢チェックキット「Fcheck」で採血〜返送しました。
エフチェックの採血の様子はこちら
卵巣年齢(AMH)チェックキット、Fチェック届いた。 pic.twitter.com/uzh7gMIUn2
— ぽころぐ/不妊治療を身近な選択肢に (@pocoloooog) July 30, 2019
その結果が出ましたので、
- Fcheck 検査結果
- 不妊治療クリニックでの検査との違い
- AMHチェックキットの感想
についてシェアします。
AMHとは?ざっくり図解↓
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検査結果は1週間とかからず判明
Fcheckで採血した検体を投函したのが8月中旬。
そして、検査結果通知が来たのが6日後の8月下旬でした。
1週間ほどかかると書かれていたので、予定通りですね。
この通知に記載されているURLからログインし、マイページへ進むと検査結果が掲示されています。
結果の表示について
ではいよいよ、検査結果です。
検査結果はどのように表示されているのでしょうか。
マイページ上にある「2019年○月○日の検査結果」をクリックします・・・
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表示項目は、
- 年齢とAMH値の相関グラフ
- AMH値
- 推定卵巣年齢
で、私は現在36歳ですが卵巣年齢は「42歳の平均的な値」という結果でした。
当初Fcheckを購入する際、この検査結果で分かる項目が
- 推定卵巣年齢のみ示されるのか
- AMH値も示されるのか
少々分かりずらかったのですが(私たちだけかもしれません汗)、推定卵巣年齢だけではなくAMH値も示されていました。ほっ。
また更にスクロールしていくと、
- 不妊症の定義
- クリニックを受診すべきタイミング
などの喚起があり、クリニックの詳細情報が掲載されている「不妊治療net」や、「定期的な検査の勧め」への導線が引かれていました。
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実は同じ日にクリニックでもAMH検査をしていました
実は、Fcheckで採血した同じ日に不妊治療専門クリニックでもAMH検査をしてきました。
その理由は、Fcheckのたった0.1mlの採血と通常の採血で結果に差は出ないのだろうか?と関心があったためです。
決してFcheckの精度を疑ってかかっている訳ではありませんが、簡易キットということもあり私も含めこのキットに興味関心を持った方は「クリニックでの検査の精度と違いがあるのか」という点は少なからず抱くポイントではないかと思ったんですよね。
受診にあたっては以下の3クリニックから検討しました(都内でAMH検査単体で申し込めるクリニックはそう多くありません)
- 杉山産婦人科
- 両角レディースクリニック
- 六本木レディースクリニック
クリニック | 料金 |
---|---|
杉山産婦人科 (新宿・丸の内) |
10,800円(税込) |
両角LCL(銀座) | 10,800円(税込) |
六本木LCL(六本木) | 9,720円(税込) ※内 初診料3,240円含む |
勘案した結果、最終的に両角レディースクリニックを選びました。
クリニックでは注射針を用いて採血を行うので、Fcheckの採血量とは比べられないほど多いですが結果に差は出るのでしょうか。
なお両角での検査結果は、後日郵送で書類が送られてきます。
こちらも検査から1週間ほどで結果が届きました。
さて、両角での検査結果は・・
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1.47ng/ml でした。
まとめると、
検査 | 結果数値 |
---|---|
F check | 1.71 |
両角LCL | 1.47 |
差 | 0.24 |
という結果に。
0.24という若干の差はあるものの、そもそもAMHは変動係数・測定誤差の出やすいホルモン検査と言われています。
どんなホルモン検査にも測定誤差はありますが、AMHはその誤差が大きい特徴があります。たとえば測定値が「1」だとすれば「0.85」と「1」と「1.15」という値も測定誤差を考慮すると大体同じという意味になります。その少ない増減にほとんど意味はありません。
出典:浅田レディースクリニック
これくらいの誤差は気にする必要はなく「ほぼ同じ」と考えてよさそうです。
Fcheckの感想
専門クリニックでの採血と、ほぼ同じ値が出たFcheckでの卵巣年齢検査。
たった0.1mlの自己採血でも精密な検査ができるというのはすごいですね。
今後、多くの女性に役立つことと思います。
ただ一点、結果表示の
あなたの卵巣年齢は○○歳です
といった表現は少々刺激的でもあるため、AMH値は卵子の質や妊娠率とは相関しないといった知識も常に明確にセットで提供されたいなと感じました。
あえてわかりやすい表現にすることで、次のアクションを後押しする思いもあるのかもしれませんが。
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AMH検査について思うこと
AMH値についての考え方や捉え方は医師やクリニックによって様々であり、実は統一的で十分なコンセンサスがないのも事実としてあるようです(医師やクリニックによって重要視する度合いには濃淡がある)。
そんな現状はあるものの、私は自身のAMH値を知っていることは損ではないと考えます。
私もですが、友人や治療当事者の方々の発信を見ているとAMHの値について
「もっと早く知りたかった」
という声を多くみかけます。
とりわけ、この記事でも書いた友人のように
結果的にAMH値が低かった場合、その声はより強まる印象があります。
正しい知識がセットとしてあることが前提であり、またその啓発が一番難しいのかもしれないなとも感じますが、女性の・カップルのライフプランニングを設計するための検査はいくつあってもいいと思います(願わくば、もう少し価格がお手頃になれば良いですね)。
凄く分かりやすい。
AMHはあくまで「数」の推定で「質」は分からないし、あくまで情報の1つ。「早めのステップアップではなくて、体外受精を行わずに妊娠できるよう早めに妊活開始しよう、というのが正しいメッセージ」
極論この点が正しく認知されるという意味でのAMHの役割は大きいと考えます。 https://t.co/lzGjrVVDK0
— ぽころぐ/不妊治療を身近な選択肢に (@pocoloooog) July 2, 2019
また意外に妊活や不妊治療をされている方よりも、卵子凍結を考える女性にとって身体のことを知る手軽なステップとして潜在的ニーズがあったりするのではと、以前に友人から卵子凍結の相談を受けていた時を思い返して感じています。
日本初の卵巣年齢検査キット「Fcheck(エフチェック)」
今秋には不妊カウンセラーの資格を持つ専門家に検査結果のことや、自分の体調のことを相談できるサービスも始まるようですし今後も期待したいですね。
妻
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