【ぽっコラム】秋の空気を吸い込んだらふと昔のことを思い出した

落ち葉
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あの猛暑の日々はいずこ、季節はすっかり秋ですね。

澄んだ空気、高い空、実る作物、色づく紅葉・・

1年の中で一番好きな、豊かな季節。

そんな印象的な季節だからなのか、秋の清々しい空気に触れているとふと幼少時代を思い出すことがあります・・

今回はぽっ子が暗かった幼少時代の、ある印象的な出来事をエッセイでお届けします☺️

 

泣き虫で暗い幼少時代・・

私は小学4年生まで友達が極端に少なかった。

いじめられていたとか、そんな大げさなものではない。

末っ子気質の、泣き虫で暗い子供だったので自ずと人が寄ってこなかったのだと思う。

当時、ほとんどの私の遊び場はその頃住んでいた自宅の小さな小さな6畳ほどの庭だけだった。

学校から帰ると一人、その庭でなんとなく草をいじったり縄跳びをしたりして遊んでいた。

女の子、デニム、緑、庭

そんな私はある日、庭に蟻の巣を見つける。小さな小さな蟻達がたくさん、巣から出たり入ったり。

しばらくその出入りを眺めているだけだったが、毎日の一人遊びに飽きていた私はその巣を掘り返しその奥に何があるのか辿ってみようと決意する・・

大量の蟻の出入を物ともせず、私は一心不乱にその巣を掘り始めた。

 

刺激が欲しかったのかもしれない。

 

何かを傷つけているという感覚は当時の私にはなかった。

 

30㎝位だろうか、無残にも巣を破壊した私を最後に待ちかまえていたのは・・・

 

女王蟻だった。

 

弱虫の私が見た「守るべき者がある生命」の強烈な怒り

女王は女王のみが背負わされる白い羽を見せつけるように出立ち、一際大きかった。

ただ私が驚いたのはその外見ではない。

 

彼女の「怒り」に驚いたのだった。

 

そう、彼女は真っ向から私を睨みつけていた。

私の万分の1の大きさにも満たない彼女が、巣を破壊された怒りに震え、私を凝視していたのである。

 

本当にだ!

 

その怒りと対峙した時、やっと我に返った。

彼女の巣を破壊するなんて、なんて申し訳ないことをしたのだ…と。

即座にそう思わせるほど、烈烈たる迫力だった。

女王蟻、アリ、巣

(出典:GIBEON

 

「大切なもの」を脅かされ壊された小さな生命体が、私に突きつけた大いなる怒りの眼差し。

彼女の真摯さに、ひたむきさに、その責任感に、一瞬にしてたじろいだ。

 

人間とか蟻とか、もはや関係がなかった。

 

強い「意志」は全ての生物が持っている

未来を予測し、言語を吐き出し意志の疎通を図り、過去に思いを馳せるのは人間だけかもしれない。

けれども、

 

守るべきものへの愛

貫くべき意志・・

 

これらは命ある全ての生物が持ち合わせた本能なのかもしれない。

幼心に、そんな体感を得た女王蟻との対峙。

これは今でも時々思い出す強烈な体験だったのである・・

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妻

83年早生まれの35歳。約4年半の妊活・不妊治療を経て第一子を妊娠しました。不妊治療で得た経験や知識、顕微受精からの妊娠〜出産・育児について綴っていきます。
ぽころぐ

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