卵子数増加の可能性がABVD治療中女性の卵巣から発見されたらしい。新しい不妊治療法になり得るか?

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卵子は生涯にわたって増えることがないという定説を覆す、新たな発見があったとのニュースが。。。

 

卵子の数は増える可能性があるようです。

 

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卵子が増える可能性について

先日、

卵子の数は決まってるとか老化するとか知らなかった。男も最低限妊活の勉強すべき

2016年10月11日

という記事を書いた。

内容は、

 

①卵子の数は増えることはない

②卵子の数はAMHによって(ある程度)確認できる

③卵子の質は年齢によって決まる

④妊娠率は卵子の数ではなく、質との相関関係が見られる

⑤つまり時間を大切にやれることをドンドンやっていこう!

 

ということを伝えたくて書いたんだけど、書いて間もなく「卵子は増える可能性あり」とのニュースを目にして、ただただ驚いている。

 

「卵子数増加の可能性あり」とのニュース内容

ニュース内容を要約すると、

ホジキリンパ腫という病気を治す為に、ABVD療法という治療を行っていた女性の卵巣と、健康な女性の卵巣とを比較し、卵子の密度を調べた。

                          

結果は、ABVD療法を受けていた女性の卵巣の方が、健康な女性の卵巣よりも、卵子の密度が2〜4倍多かった

というもの。

※ABVD治療を行っている11人のうち、不妊症を引き起こすと言われている「OEPA-COPDAC」を服用していない8人を対象として、健康な女性10人と比較した。

この研究をしているエディンバラ大学の

(Evelyn Telfer教授)

(Evelyn Telfer教授)

エブリン・テルファー教授によると、

 

こんなに卵子の密度が多くなるのは、新しく卵子が生産されたという理由以外に説明がつかない

らしい。

 

ちなみに「ホジキリンパ腫」ってどんな病気?

このホジキリンパ腫とは、悪性のリンパ腫の一種だそうだ。

この病気にかかる原因は、エプスタイン・バール・ウイルス(EBV)によるものが大半で、その他の危険因子にはこの病気を患ったことのある家族がいたり、HIV/AIDSを有していることがあげられるみたい。

症状には発熱、盗汗、体重減少がある。しばしば、首、脇の下、鼠径部に無痛性の肥大したリンパ節(英語版)を認める。この病気の患者は、疲労感や痒みを感じる。
Wikipediaより引用

 

ちなみに「ABVD療法」って何?

んで卵子が増えるかもしれないABVD療法とは、このホジキンリンパ腫に対する抗癌剤治療のこと(化学療法)。

アドリアマイシン (adriamycin)
ブレオマイシン (bleomycin)
ビンブラスチン (vinblastine)
ダカルバジン (dacarbazine)

という4つの薬が使用されることから、それぞれの頭文字をとってABVD療法と呼ぶらしい。

 

実際に卵子が増えたという証拠画像

実際に増えた(増加したと見られる形跡)という画像がコチラ↓

健康な23歳女性の卵巣

卵巣、卵子、ABVD療法

 

ABVD受療中の22歳女性の卵巣

卵巣、卵子、ABVD療法

画像内の丸いやつが卵子だと思うんだけど、1歳の歳の差はあれど卵子の数は圧倒的にABVD療法を受療している女性の方が多いね。

ちなみに、8歳の女性の卵巣を参考までに見ると、

8歳の卵巣

卵巣、卵子、ABVD療法、8歳

こんな感じ。

数でいうと、22歳のABVD療法の女性の方が多いような。でも「大きさ」や「しっかり感」は23歳、8歳の方が良い様な気がする。

ABVD療法を受けている女性の卵子は、数は多いもののなんか小さいように感じるね。

卵子の中にある「核」みたいなやつが、ABVD療法を受けていない(化学療法を受けていない)2検体に比べ「薄く」、「弱々しく」見える。

あくまで個人的な感想だが。

 

新たな不妊治療になり得るか?

このABVD療法によって卵子が増加した形跡が見られるという結果は、予想外だったとのこと。

なので、こういった結果になったメカニズムもよく分かっておらず、まだまだ検証が必要な段階らしい。

自分も含め不妊治療に悩む人たちにとっては、このニュースは希望の光ではあるものの、

 

「ABVD療法が卵子(卵巣)にどう作用しているのか?」

「再現性はあるのか?」

「副作用などの影響の有無は?」

 

といった基礎科学的な部分が解明されるまでは、具体的な不妊治療への転用・応用はまだまだ先だろうね。

でも、こういった事実が確認されたってことは何だか嬉しいわ〜。

 

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でも妊娠率は卵子の質で決まるということを忘れてはいけない

卵子の数が増えるということで、嬉しいニュースではあるが、

卵子の数は決まってるとか老化するとか知らなかった。男も最低限妊活の勉強すべき

2016年10月11日

 

でも書いている通り、

 

妊娠率は質で決まる

 

もの。決して数が多ければ妊娠率が高まるという相関関係はない。

もちろん数が少ないよりは多い方がいいし、数を重要視しない訳ではない。

しかし、この研究で増えたと見られる卵子が本当に「機能的」かどうかはわからない。数は増えても卵細胞がしっかりと働くものでなければ意味ないしね。

一番理想なのは、

 

増えた卵子は「質がいい(=若い卵子)」

 

となれば画期的だね。やはり重要なのは「」。

 

科学の進歩、技術革新に期待したい

この研究結果について、

 

「もともとあった卵子が治療によって刺激されて表面化した」

「もともと分裂する予定だった卵子が刺激を受けて2つ以上に分裂した」

 

と懐疑的に見る意見もあるが、こういった結果が出たことで、より不妊治療への研究が進むと思う(後退することはないだろう)。

今はまだメカニズムは不明だけど、すごいスピードで科学が進歩し、技術革新目まぐるしい現代。

いつかこういった事象を具体的な不妊治療へと昇華させて、世界中の不妊に悩む女性に笑顔をもたらしてくれることを期待したいものだ。

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約4年半にわたる不妊治療の記録を綴っています。体験したからこそ感じた不妊治療を取り巻く「内」と「外」の課題。顕在化しづらいこの課題の軽減・解決、そのギャップを埋めるべく夫婦で取り組んでいます。「不妊治療を身近な選択肢に」が当たり前の世界にしていきます。
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