毎月の仲良し(セックス)の為、「禁欲期間をもうけた方がいい」といった情報をネットなどでよく目にする。
この意図としては、仲良しの数日前からオナニーを控えることで、精子数の積み上げにつながり、結果妊娠の確率を高めることができる、という論理だ。
同時に長過ぎる禁欲期間は、鮮度の低い精子も同時に増やしてしまことになる為(過剰在庫)、期間としては2〜3日くらいが望ましいとも付け加えられていることがほとんど。
今回、こんな世に出回る「禁欲」の必要性と、精子数(量)や運動率への影響について、院長先生に聞いてみたので、シェアしたい。
目次
結論、禁欲なんて必要ないらしい
はい、禁欲は必要ないそうです。

そういうデータが出ているそう。躊躇なく即答でした。
仲良しの回数や自慰では精子の量はそれほど減らない
帰宅後、気になったので再度ネットで色々と調べるも正式なデータ(しっかりとした裏付けのあるデータ)は見つけられなかったが、マイナビウーマンの記事に以下のような記述があった。
妊娠治療など生殖を専門に研究する米カリフォルニア州「outhern California Reproductive Center」のキャリー・ワンバッハ医師は、頻繁な射精は都度の射精量が少なくなるだけで、精子を「使い切ることはない」と説明。
※マイナビウーマン
人間の機能ってすごいね。射精の回数がわからない中で精子の在庫を切らさないように一回あたりの射精量を調整するなんて。
「今日は10回射精する」って精巣がわかっていれば、例えば総精子数が100匹ならば、一回あたりの射精には10匹しか出さないとかって決められるけど。
(でもいちいち精巣に「今日は10回射精するからね〜」なんて相談できるはずもなく、どうやって調整してんだろ。在庫切れになりそうになったら、そもそもの性欲を強制的にストップとかさせるのかな? だとしたら、男の中枢機能は脳ではなく、股間ということになるなw)
つまり推測するに、精巣様は相当な回数までの射精に備えている、と考えたほうがいいんだろう(例えば1日30回までは想定しているとか)。
現実的にありえないくらいの射精回数を設定しておくことで、「精子は使い切ることはない」としているんではないだろうか。
院長曰く禁欲しなくても、一回あたりの射精の時の精子の数が減るということはなく(減ったとしても微量)、そして薄まるといったこともないらしいと。
常軌を逸したような過度なオナニーは別として、普通に毎日適度にしたところで妊娠の可能性が低くなることはないので、無理な禁欲はしなくていいんだと。もちろん多く出せば射精量は減るので、オナニーは1日1回までで止めておくことが無難だろう。
禁欲と精子数&運動率の関係
イスラエルの大学の研究グループのデータによると、精子数の少ないグループと、一般的な数のグループで以下のような傾向がみられたとのこと。
⬛精子数が少ないグループ
精子数:禁欲1日後がピークでその後は減少。
運動率:禁欲1日後がピークでその後は減少。
イメージとしてこんな感じ↓

※青色が「精子数」、赤色が「運動率」。左から禁欲1日後→10日後。
⬛一般的な精子数のグループ
精子数:禁欲2日後までは減少。その後徐々に増加し6〜7日後にピークを迎える。
運動率:禁欲1日後から7日後までピークを維持。
イメージとしてこんな感じ↓

※青色が「精子数」、赤色が「運動率」。左から禁欲1日後→10日後。
精子数は、各グループで違いがあるものの、運動率ではどちらも禁欲期間が短い方が良いという結果に。
ところで、「禁欲1日後」って24時間後と同義ですよね。
つまり、本日20時にオナニーをしたとして、禁欲1日後(24時間後)とは、翌日の20時以降を指す。この20時以降にオナニーをした場合、禁欲期間を形式上1日(24時間)もうけたとは言えるが、果たしてこれって禁欲したと言えるのだろうか?
日単位でみれば、切れ間なく連日オナニーを行っていることと変わりないじゃん。つまり1日後はそもそも禁欲とは言わない。
であれば、院長先生がいう様に
「禁欲しなくてもいい(必要性はない)」
という論の信憑性を補強するデータになるな。
常識の範囲内のオナニーの頻度や回数であれば、精子数や濃度は低下しない
常識の範囲内(常識って何?だが)であれば、医学的見地から言えば、あえて仲良し前に禁欲期間をもうける必要はない、と院長先生は言っているのだろう。
逆に禁欲や、オナニーの回数が減ると精子の製造能力が低下することもあるんじゃないかとも思う。
スポーツと一緒で、
オナニー = 鍛錬(練習)
と思えばいいのかもしれない。
いざと言う勝負の時のために、日頃から鍛練することで機能も高まり、いい結果を得られると。
毎月の「仲良し」って結構事務的なイベントになってしまい、特に男性側は消極的になりがち。自分も妻とは長いので、昔みたいな頻度での仲良しは減った。
でも、常に日々鍛錬することで、性欲の低下を防ぎ、仲良しを継続できているとも言える(そう信じている)。つまり、自分にとって仲良しを行う上で日々のオナニーは必要なことだということ。
適切な射精頻度の考察記事はこちら↓
人工授精(AIH)に向け引き続き頑張る
昨日の問診で、夫婦共々血液検査に問題はなかったので、まずは一安心。
このままいけば、人工授精(AIH)は来週後半あたりに実施されそう。
日々の鍛錬を継続の上、万難を排して当日にのぞみたい。


夫

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ためになりました。
通りすがりさん
ためになったのであれば幸いです。
コメントありがとうございました。
素晴らしい内容ですね。
大変勉強になりました。
ちなみに私の限界は、若い時に5回くらいだったと記憶しています。
痛いのでもうやめました。
縄文人の気持ちがわかるにはまだまだ根性が足りないですな。
既婚者ですので、子供がもう1人できたら、13回の記録を破ってみたいと思います。
挑戦すんのかい!
スナスナスナ
くだらない下ネタをお褒め頂き光栄です。
”若さ”って恐ろしいですね。
関西人さんの○○回報告、期待して待ってます。
(スナスナスナw)