本日、妻も書いていますが、夫婦で結婚式に出席してきました。
夫婦で結婚式に出席するのは初めてだったので、結婚4年目にも関わらず、なんだか新鮮で「俺たち夫婦なんだなぁ」となんだか妙に感慨深い気持ちでした。
妻の友人の結婚式で、結婚前から相手の旦那も含め家族ぐるみで交流があり、式後半の新婦から両親にあてた手紙は、お約束のように号泣してしまいましたよ。
なんでしょうね、不妊で悩んでいるからだと思うんですが、子が親に対する感謝の気持ちというものを目の当たりにすると、いろんな感情が湧き上がってきて、もう涙が止まりませんでした。
あんな風にいつか、子供から感謝されたい。
愛している子供が幸せになってく姿をみたい。
と、熱く込み上げてくる感情がありました。
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久しぶりに再会した子沢山な友人たち
話は戻りますが、式が始まるまで結構な待ち時間がありました。
我々夫婦は結構早めに会場にいっていまして、後から続々と列席者がやってくるのを眺めていました。
「ぽっ子!久しぶり!」
友人たちから声をかけられる妻。
久しぶりの再会で、大はしゃぎする妻と友人たち。
よくもまぁ〜そんなに喋ることがあるなと感心するほど、ペチャクチャ喋る女子たち。
これが女子トークというやつだな、という位に典型的な感じでした。
もう、なんでしょう、歳がある程度いってるからかパワーが違う(ある意味おばちゃん?)。
ちょっと圧倒されました。。。
と、そんな久しぶりの再会にはしゃぐ、微笑ましい時間が流れていました。
ただ途中から共通の友人の近況や、各々の家族の話題に。
「◯◯ちゃんは今どうしてんの?」
「◯◯◯って2人目生まれたらしいよ」
「◯◯ちゃん再婚して前夫の子供も合わせたら今4人育ててるって話よ」
「私今3人目身ごもっちゃったから今日はお酒飲めないんだよね。タバコは吸うけど(笑)」
なんて会話が飛び交い始めました。
妻の余裕がなくなるのが手に取るようにわかる
そんな会話の中にいる妻をみると、
もう顔がひきつっている。
いや、他の人からみたら何ごともない顔だけど、夫の自分にはわかる。
恐怖と葛藤と落胆の色がにじみ出ている。
「ぽっ子、子供は?何人?」
なんて悪意ない質問を浴びせられるのではないかと、恐れているのが手に取るようにわかる。
夫として何とか話題を変えることができないか考えるも、そもそも会話に参加していないし、何もできない。。
「頼む、その質問は勘弁してやってくんねぇかな〜」
もう心の中で祈るしかない。。
妻が気丈に振る舞うその姿を見ていると本当に辛く、意味不明な怒りにも似たような感情が湧いてくる。
だれも悪くないのに、どこにもぶつけることができないこの感情。
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持つものと持たざるものの溝は埋められない
そしてその感情の矛先は、友人たちへ。
「身ごもっているんなら、タバコなんかやめろよ」
「3人目は予定外??ハプニング?」
なんて、複雑な怒りにも似た感情が湧き上がっていました。
なに不自由なく簡単に子供ができた彼女らからしたら、我々の気持ちはわからないことも十分に理解しています。
我々の方が少数派だってことも認識しています。でも、
生命の誕生がもはや、とてつもない奇跡だってことを知ってほしい
もう、予定外だとか、ハプニングや事故なんて言葉で茶化さないでほしい。
もちろん本気で思ってなんかいないだろう。
子供がいない相手に対して、ストレスかけないようにあえてジョークのように言って気遣っているのかもしれないけど。
そんなジョークはいらない。
いやジョークにもならない。
それは持たざるものを見下した態度にほかならない。
と思う。
妻が一番辛いのは痛いほどわかる。
でもそれをみる夫も辛い。
今日は幸せな気持ちと、悲しい気持ちがジェットコースターの様に交錯した1日でした。

夫

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