不妊治療の補助金予算や支給件数をみて不妊様発言をしてみる。

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不妊治療の助成制度は、体外受精や顕微授精といった特定不妊治療を対象として給付されるので、我々はまだ利用したことがない。

ただ、人工授精で授からない状況があと数回続いた場合には、体外受精も現実的な選択肢として入ってくる。

そこで、助成制度の実施状況について気になったので調べてみた。

 

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厚労省の不妊治療への助成制度

この不妊治療の助成制度を管轄しているのは厚生労働省で、この制度は「母子保健対策関係」という項目の中の「母子保健医療対策の強化」内にある「不妊に悩む方への特定治療支援事業」というものがそれにあたる。

この制度は、43歳未満の一般不妊治療で妊娠の見込みがない、合算所得が730万円以下の夫婦が対象で、1回あたり15万円(又は7.5万円)が通算6回まで給付されるというもの。

詳しい助成の内容については以下記事を参照願いたい。

不妊治療の国の助成制度。支給金額や年齢&所得制限の条件と指定医療機関等

2017.01.18

 

助成制度の予算

で気になったのが、

 

この助成制度の予算ってどれくらいなんかなぁ?

 

と疑問が。

早速リサーチすると「平成28年度母子保健対策関係予算概算要求の概要」なる資料を発見。

これによると(概算要求時点のものではあるが)、全体で381億円強となっており、そのうち不妊治療への助成が含まれる「母子保健医療対策の強化」については157億円となっている。

この157億円の中には不妊治療を含めた4項目があり、不妊治療助成のみの予算額はいろいろ調べたけど、発見できず。。。(単純に4分割して、40億円くらい?)

予算額ははっきりとは分からなかったが、この助成金の支給実績(件数)を見つけることができた。

最新の支給実績は平成25年度となっていて上記の平成28年度と単純比較はできないが、この支給実績から算出してみようと思う。

 

支給実績は?

まず支給実績だが、平成25年度で148,659件(≒15万件)となっている。

この支給件数に、1件あたりの助成金の平均額をかければ大体予算がわかるんじゃなかろうか。

でも平均額がわからないので、上を15万円、下を7.5万円として計算してみると、

(助成金は1回あたり15万円。ただ凍結胚を使用した場合はその半額の7.5万円となる。もちろん初回の30万円や、精子を精巣又は精巣上体から採取するための手術を行った場合の15万円と別途支給されるものもあるが、計算をわかりやすくするためこれらは無視する。件数も四捨五入し15万件とする)

① 15万円 × 15万件=225億円

② 7.5万円 × 15万件=112億円

15万円だったら予算オーバーしてんじゃん。②の場合は一応は収まってはいるけど、予算157億円の結構な割合を占めるね(70%位)。

ちなみに、「平成25年度母子保健対策関係予算概算要求の概要」を調べると、予算は94億円弱。

う〜ん、この予算額では②でも収まらないね。

94億円 ➗ 15万件 =6.3万円弱/件

つまり、1件あたりの給付額としては6.3万円ってことになるのかな?

ただこの94億の予算(概算要求時点のものだが)の中には、不妊治療を入れて5項目が含まれているから実際にはもっと少ないはず。

なんだか計算が合わないな〜(7.5万円/件が最低額じゃなのかな)。

 

助成制度の利用実態(現実)は?

なんだか計算が合わないけれど(自分が制度自体を完全に把握していないからかも)、もう少し想像力を膨らませて不妊治療助成制度の利用実態(現実)を推測してみたい。

 

体外受精の年間実施回数

NHK生活情報ブログの記事によると、平成25年(2013年)に行われた体外受精(顕微授精が含まれているがどうかは不明)の件数は、36万8,764件(≒37万件)

平成25年度の支給実績が約15万件なので、単純にこの数と比較すると、15万件➗37万件で約40%が支給されたと言える(顕微授精を含めるともっと低くなるだろうが)。

この体外受精の件数からみると、支給実績の40%って少ないように感じる。

40%にとどまった要因としては、通算助成回数を超過しているということもあるだろうが、おそらく夫婦合算所得が730万円を超えている夫婦が多いというのが大きな要因ではないだろうか。

 

夫婦合算所得の平均

ところで、平均的な夫婦合算所得(世帯所得)ってどれくらいなんだろうか?

厚労省の「所得の分布状況」データをみると、(平成22年度時点ではあるが)549万6千円(≒550万円)となっている。

ちなみに、700万円以下の割合は全世帯の70を占めている。

ということは、国民の大半の夫婦はこの助成制度(730万円以下)の対象に入ると言える。

 

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国の助成制度に思うこと

完全に数字遊び感満載でなんの根拠もない暴論だが、細かい色々なことをすっ飛ばして考えると、本当はもっと支給実績があってもいいはず

世帯所得700万円以下の割合である70%までとは言わないが、もう少しあっても良さそうな気がする。

これってやっぱり現行の助成額では、まだまだ体外受精以上へのステップアップは経済的にしずらいということかもね。

 

うん、もっと助成してほしい。
(不妊様発言ですみません 笑)

 

と、厚労省の助成制度の数字などを見て思った感想でした〜。

はい、しっかり働いて稼いで妊活頑張ります!!

PS:「それな」って思ったツイート↓

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夫

約4年半にわたる不妊治療の記録を綴っています。体験したからこそ感じた不妊治療を取り巻く「内」と「外」の課題。顕在化しづらいこの課題の軽減・解決、そのギャップを埋めるべく夫婦で取り組んでいます。オフラインでの交流の場の創出や、オンラインでの真に求められるサービスを開発中。「不妊治療を身近な選択肢に」が当たり前の世界にしていきます。

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ぽころぐ

2 件のコメント

  • はじめまして!ぽっ子さんポコキンさん夫妻のブログをいつも拝読しています。私も同年代なので、共感する事ばかりです(^^)
    不妊治療助成金についてですが、私の住んでる関東圏内の市では、人工授精も助成の対象です。所得など条件はありますが…

    国や都道府県では対象外でも、東京都の区の中には一般不妊検査費用や人工授精も対象になるところもあるのですが、お住まいの地域はどうでしょうか?
    もし既にご存知だったらすみません!

    国の予算の関係もあると思いますが、高額な検査や治療費も保険適用や助成の対象となるとありがたいですよね☆

    ぽっ子さんポコキンさんのもとにかわいい赤ちゃんがやってきますように(^-^)

    • カノンさん

      おはようございます。コメント&貴重な情報ありがとうございます。

      おっしゃる通り、住んでいる自治体によっては人工授精から助成されるところもあるみたいですね(うらやましい)。
      残念ながら、我々の住むところの自治体にはありません(一度区に聞きに行ったことがあります。そして軽く要望しときました 笑)。。
      今度もっと自治体の制度を知らべてみようと思います。

      不妊治療(特に体外受精以上)の認知&世間の理解は年々広まっており、クリニックの扉を開けやすくなってきていると感じます。
      そこには助成の効果もあるのでしょうが、できることならもう少し(予算の)比重をかけてもいいのかな?って思います(ここ10年くらいで予算をだいぶ増やしていることは認識していますが)。

      このあたりは、不妊の悩みがない方からすると、分かり合えない部分でもあるのでこちら側の一方的かつ、独善的な姿勢でいるのも違うとも理解していますが、
      でもやっぱり金かかりますよね(笑)。まだ人工授精段階なんでステップアップしたらかなりキツイんだろうなぁと今から身構えています。

      コメントありがとうございました。カノンさんにも可愛い天使が舞い降りますように。
      また気軽にコメントください。

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    約4年半にわたる不妊治療の記録を綴っています。体験したからこそ感じた不妊治療を取り巻く「内」と「外」の課題。顕在化しづらいこの課題の軽減・解決、そのギャップを埋めるべく夫婦で取り組んでいます。オフラインでの交流の場の創出や、オンラインでの真に求められるサービスを開発中。「不妊治療を身近な選択肢に」が当たり前の世界にしていきます。