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ARTとは?
ART(Assisted Reproductive Technology)
=生殖補助医療
のこと。

不妊治療には、
タイミング法や人工授精が含まれる「一般不妊治療」と、体外受精などの卵子と精子、受精卵(胚)を体外で取り扱う「高度不妊治療」がある。
ART(生殖補助医療)とは、この高度不妊治療のことを指す。

ARTの種類
ART(生殖補助医療)は、
・取り出した卵子と精子を合わせて、体外で受精させる体外受精(IVF)
・顕微鏡下で卵子に精子を微細な針(マイクロピペット)で直接注入する顕微授精(ICSI)
の二つの方法に大別される。
一般的に、一般不妊治療を半年〜1年かけて行っても妊娠に至らない場合、ART(生殖補助医療)にステップアップすることが多い。
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生殖補助医療の歴史
1978年
イギリスで世界初の体外受精による赤ちゃんが誕生(ルイーズ・ブラウンさん)1983年
日本国内初となる体外受精による赤ちゃんが誕生(東北大学医学部付属病院産婦人科)1989年
シンガポールで世界初の顕微授精による赤ちゃん誕生1992年
日本国内初となる顕微授精による赤ちゃん誕生
日本で初めて生殖補助医療による赤ちゃん誕生後、不妊治療の技術は飛躍に進歩を遂げ、2015年までに生殖補助医療で生まれた日本国内の子供の数は40万人を突破した。
これは24人のうち1人の赤ちゃんが生殖補助医療で生まれている計算になる。いうなればクラスに1人以上は生殖補助医療で生まれた子供だと言える。
ちなみに世界全体では、600万人以上が生まれていると言われている。
日本で生殖補助医療を行っている病院の数
日本国内で生殖補助医療を行っている病院の総数は2011年時点で586施設となっている。
年代 | 治療数 | 登録施設 | ART出生児数 | 総出生児数 | ART出生児割合 |
---|---|---|---|---|---|
1990年 | 7,565 | 156 | 1,200 | 1,221,585 | 0.1% |
1995年 | 38,150 | 348 | 5,678 | 1,187,064 | 0.5% |
2000年 | 69,690 | 511 | 12,274 | 1,190,547 | 1% |
2005年 | 125,414 | 641 | 19,112 | 1,062,530 | 1.8% |
2011年 | 269,555 | 586 | 32,426 | 1,071,304 | 3% |
2011年時点のデータではあるが、ART登録施設は20年で3.8倍、治療数はなんと35倍、ARTで生まれた出生児割合は30倍の3%にまで増えている。
ARTによる出産率(分娩率)は、20代であれば90%以上の確率だが、30代に入ると急速に低下し、42歳では5%にまで下がるという事実がある。
なかなか妊娠に至らない場合は、早めにARTも視野にいれた不妊治療を検討・開始することも選択肢の一つにいれると良いだろう。


夫

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