不妊治療振り返り。私は同じ経験者と繋がり共感することで救われた

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もうすぐ20w。

妊娠期間の折り返しに入ります。

お腹も少しずつ目立ってきて、じょじょに胎動を感じられるようになってきました。

いまだに不妊治療を終えた感覚はなく、この事実が本当に自分に起きているのかと信じられない気持ちの毎日です。

無事に出産するまではまだまだ安心はできませんが、「私が体験した不妊治療」について今日から数回にわけて振り返って綴ってみたいと思います。

 

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友人に妊娠を報告したことで、改めて不妊治療は辛かったと感じた

安定期に入ったこともあり、直接会う約束があった子持ちの友人達に妊娠報告をしました。

私は不妊治療のこと、とりわけ高度不妊治療に関しては夫以外誰にも話していなかったので、反応は友人によってさまざま。

高度不妊治療の相談は誰にどこまで話す?友人や義実家は理解されず誤解されるのが怖い

2017.11.15

 

お〜!◯月の仲良しでってことか〜^^

(排卵日)狙って仲良ししたの?

マタニティマークつけなよー!^^

 

とか、

子どもがなかなか出来ないんだよね、と話していた数少ない友人からは

 

やっぱさ、この前の◯◯が息抜きになって良かったんじゃない?

 

とか。

 

前提として、私が不妊治療のことを話していないので当たり前なのですが、みんな当然のように自然妊娠だと思ってくれているんですよね。

妊娠は誰しも望めば授かるものでしょう、という雰囲気が伝わってくるんです。

 

繰り返しますが、私が悩んでいることをほとんど話していないので当然の反応だとは思っています。

治療をしていることを話していたら、もっと違う反応だったかもしれません。

 

だけど、妊娠してから改めて周りや世間を見渡した時に、

 

やっぱり不妊治療って少数派だな・・

 

ということを突きつけられたんですよね。

 

今や不妊治療経験者は5.5組に1組だと言われているけど、それって本当?

確かにクリニックには人が溢れているけど、リアルな人間関係の中ではそんなに多いと感じられないよ・・

 

例えば私が、

 

  • 妊娠初期、流産が怖くて怖くて仕方なかったこと
  • 安定期を迎えても無事生まれるまで全く安心出来ないと思っていること

 

こんなことを話すと、みんな一様に

 

大丈夫だよー!」

考えすぎだってー!(笑)

 

と、明るく返してくれる。

もちろん、そんな明るい友人たちが好きですし、必要以上にシリアスに取られないことによって心が軽くなる部分ももちろんあります。こういう会話も日常には必要です。

だけど、

 

不妊治療はやっぱり孤独だな

孤独だったな

 

と、友人の優しい言葉をありがたく思う反面、そう思ってしまう自分もいるんですよね。

 

勇気を出して高度不妊治療のことを親友に話してみた

妊娠報告をしてからまた後日、親友に勇気を出して「実は高度不妊治療で授かったこと」を告白してみました。

反応は、

 

優しかったです。

今時驚かないよ〜!普通でしょ

と、明るく返してくれました。

言って良かったと思いました。

 

心が軽くなったし、「リアルで悩みを打ち明けられた・共有できた」という一つの壁を乗り越えた小さな安堵感は心地良いものでした。

勇気を出してよかったなって思いました。

しかし、話して良かったなと思う一方で、

 

治療中からもっと早く話していればよかったな

 

と思ったかと言えば、そうは思えなかったんですよね。

今私が治療のことを話せたのは、私が妊娠して少しだけ余裕ができたからこそ

治療中は、友人に話すような余裕が私には全くなかったんです。

 

ブログやSNSを通じて繋がった経験者たち

私が頑なに治療中のことを友人に話さなかった理由の一つに、

比較的早いうちからネットを通じて経験者の方々とコミュニケーションが取れていたこと

というポジティブな理由がありました。

 

総合病院での治療から不妊治療専門クリニックである はなおかIVFクリニックへの転院を前に沢山のブログの読者になりその内容に心底共感したり、時にはコメントすることでコミュニケーションを取ることが多くなっていきました。

 

当時はまだタイミング法の最中でしたが、当然ながらタイミング法だからといって「子供が欲しい」という欲求が、高度不妊治療に比べて軽いわけではありません。

もちろん身体的・金銭的な違いはあると思いますが、今思い返してもタイミング法当時の自分だって「子供が欲しい」という気持ちと現実のはざまで本当に悩み苦しんでいました。

 

毎月やってくる生理・・

かさんでいく治療費・・

ステップアップへの漠然とした不安・・

自信を失っていく日々・・

 

どんどん見えなくなる未来に怯え始めた時、経験している方とのコミュニケーションは本当に私を救ってくれました。

どんどんどんどん、心の拠り所になっていきました。

 

経験者にしか分からない特殊な悩み「不妊治療」

話は遡りますが、実はもっと以前、妊活を始めて1年目の頃は(総合病院で検査とタイミング法は見てもらっていましたが)、まだ自分が「不妊」だと認めることが出来なかったので

友人に

 

いや〜なんかなかなか出来ないんだよね〜

 

なんてこぼすこともありました。

今でもはっきり覚えているのですが、そんな風に深く悩んでいなかった時でさえ友人からの

 

大丈夫だよ

忘れたころにやってくるんじゃない?

考えすぎだって

 

こういった言葉に、どこか違和感を抱いていました。

 

大丈夫?

忘れたころ?

考えすぎ?

 

なんか違うな、

なんかこう返されるの辛いな、

この話するのもう違うかな・・と。

もちろん、優しさからの言葉だとは頭ではわかっているのですが。

その頃からじょじょに友人に話すことを控えていきました。

 

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同じ痛みを「共有」するという経験

 

先が見えない不安

人には言えない孤独感

治療を続けることへのモチベーション

このクリニックで本当にいいのかな?

精神的、肉体的、金銭的な苦痛

治療をめぐっての夫との喧嘩

仕事との両立

相次ぐ友人からの妊娠・出産報告

疎遠になっていく友人

失っていく自信

言い知れぬ恥ずかしさ

時に襲われる絶望感

そんな中でも探す必死に前向きな言葉・・

 

女性にとって非常に辛いこの悩みは、経験者だからこそ分かり合える

 

治療が長引くにつれ、そう強く感じていきました。

そして「経験者との繋がり」が治療を支える最大の心の拠り所になっていました。

このブログを開設したのも、そんな風にネットを通して孤独を癒している私を見た夫が

 

ぽっ子がそんな風にネットで癒されたり、助かる情報を得られるなら、同じように他にもそういった女性がたくさんいるんじゃない?せっかく治療を受けるなら、ぽっ子もその体験を発信してみなよ

 

という後押しから、はなおかIVFクリニックに通院し始め、タイミング法を行っている2016年の8月に開設したんです。

【必読!随時更新】私たちのことやこのブログの詳細について

2017.09.24

 

ブログで体験を発信することで、自分の頭の中が整理されていきましたし、読んでくださっている方からのコメントは本当に嬉しくて、勇気をもらいました

 

一人じゃない。

 

そう感じられるコミュニケーションが本当に支えになったんですよね。

そしてその思いは今も変わっていません。

このブログやTwitterを通して治療中の方治療を経て妊娠された方との繋がりが今の私を支えてくれているんです。

 

なにも、頑固に

「不妊治療だから」

「不妊治療卒業者だから」

と自然妊娠の方に対して変なプライドを持っているわけではありません。

ただ、私にとってこの過程や価値観を共有した経験が、本当に貴重でプライスレスなんです

 

だから、この経験を無駄にしたくない。

この不妊治療という女性の深い悩みにおいて少しでも役に立ちたい。

個人でできることは微々たることかもしれません。

不妊治療を卒業した者がそんなことをいうなんて綺麗ごとかもしれません。

でも正直に今私たちはそう思っているんです。

 

つづく↓

不妊治療振り返り。経験したことでこの課題にもっと向き合おうと思っています

2018.07.05
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妻

83年早生まれの35歳。約4年半の妊活・不妊治療を経て第一子を妊娠しました。不妊治療で得た経験や知識、顕微受精からの妊娠〜出産・育児について綴っていきます。
ぽころぐ

4 件のコメント

  • 暑い日が続きますが、順調そうで何よりです(^^)

    私は不妊治療をオープンにしやすい環境だったので公表することにあまり抵抗がなくて、母親学級で4人1組になって自己紹介していたときも、妊娠が分かったときの気持ちというお題に対して「不妊治療してたんで“ついに!”って感じでした」と答えたら、「実は私も…」と他の人が続き、なんと4人中3人が治療による妊娠でした(!)
    自然妊娠がまさかの少数派。しかもうち1人は同じクリニックで、体外受精経験者でした。担当医も同じだったので、母親学級終了後に治療の話で盛り上がってしまいました(笑)

    色んな事情の人がいるし、考え方も人それぞれですから、みんながオープンにするべきとは思わないですけど、オープンにしやすい人達が発信することで、不妊と無縁な人達の不妊治療に対する理解が少しでも進めばいいなと思ってます。

    この時期お店とか冷房がきつい場所もあるでしょうから、お腹冷やさないようにしてくださいね(^^)
    あ、私は安定期くらいからマタニティヨガやってましたけど良かったですよ〜

    • エスプレッソさん

      こんばんは〜(〃^▽^〃)まさかの6月中の梅雨明けで、今年は酷暑になりそうですね・・!

      母親学級で同じ経験者の方とお会いできるとは!クリニックも同じだったなんてすごい偶然ですね(*’-‘*)
      私もたまたま同じクリニックの方と知り合ったら絶対盛り上がっちゃいます。やはり不妊治療を受けている方はきっと多いんですね。
      私は治療中は自分の自信のなさからなのか、はたまたつまらないプライドなのか(><)どうしても人に話すことができなかったのですが、最近は少しずつですが話せるようになってきました。そして、エスプレッソさんのおっしゃるとおりオープンにすることで妊治療に対する理解が少しでも進めばいいなと思い始めています。

      そうそう、先日マタニティヨガデビューしました!すごく心地よかったので、続けるつもりです〜^^

  • ぽっこさん、安定期突入おめでとうございます。
    安定期だからって周りに明るく報告したり、
    性別が分かったからって洋服見に行ったり、
    なんて私はできませんでした。
    多分体外受精まで進んだ人はいつ何時何があるか、
    いつも慎重に一歩ずつ当たり前じゃない道を歩んできたからですよね。

    NAC卒業の実感も無く、産院の健診が少ないのが違和感なくらいで。

    生まれる時もコウノドリに出てくるような緊急事態になるかもしれないし。
    自分には起こらないだろう、なんて楽観ができるなら今も自然妊娠を待ってたと思うし。

    そう怯えながらも一応週数進んだから、と出産の入院準備や、ベビーカーなどを買いました。
    それでも実感無く、これを、ちゃんと使える日が来るのかと疑ってあまり真に受けずにすごしました。

    40週5日、予定日を過ぎても兆候がないのでいっそ焼肉でも行こうと思っていた夕方、
    尿漏れが続くなぁと思ったら止まらないので破水と気づき、陣痛タクシーで病院へ。
    陣痛間隔が10分になるまで自宅待機と聞いてたのに到着時既に5分間隔。
    すっごく痛くて歩けなくて車椅子でLDRへ。
    到着から5時間で無事経腟分娩で3,100gの健康な子を出産しました。
    5時間は一瞬一瞬を目に焼き付けようとしてるとすぐでした。
    ちょうど一年前の採卵で細胞だったんだなぁ、
    十月十日一番近くに居てくれたんだなぁ、
    と妊娠が終わったんだなぁ、
    繋がってたへその緒が切れたんだなぁ、
    と、寂しかったです。

    トツキトオカというアプリで旦那と健診の結果や体重を共有してたのですが、
    今まで「予定日まで◯日」という表示と共にその週数の胎児やママの体のことを
    胎児のキャラクターが教えてくれていました。
    今、出産記録を入力すると、アプリはゲームクリア状態になり、
    キャラクターの胎児はもう居なくて、家族3人の絵になって
    「生まれてから◯日」と表示が変わり、もう新しく追加する情報もなくなりました。
    40週5日、毎日そこで体重を入力し、旦那とキャラクターが教えてくれる情報について話したその日々が思い起こされて涙が出ます。
    同じように情報検索や管理で必死な今もまた、後日思い返して涙が溢れるような貴重で愛おしい日々なんですよね。

    妊娠から既に私たちは1日1日が人生でも特別で最高に幸せな瞬間なんですよね。
    よく、認知症になったご年配が、オムツ変えなきゃとか帰ってくるからご飯作らないと、って言うんだそうです。
    一番強く残っている幸せだった日を思い出すのでしょう。
    このブログがぽっこさんの幸せの軌跡ですね。
    私もこの場を思い出の場所として何年後も、何十年後も、思い出すことでしょう。
    忙しくなってもどうかずっと続けて欲しいです。

    • かぐらさん

      かぐらさん・・!かぐらさんの出産のお話を首を長くしてお待ちしておりました・・!
      6月が予定日だと聞いていたので、6月に入ってから夫と「かぐらさん産まれたかな、まだかな」と話していました。
      無事ご出産されたとのこと、本当に嬉しいです(><)心より、おめでとうございます(;;)✨
      そして、産後の大変な時にコメントいただきありがとうございます。

      かぐらさんから最初にコメントを頂いたのは確か昨年の11月ごろだったと記憶しています。私がNACで採卵した記事に、コメントをくださいましたね。
      NAC卒業された時も実感がないとおっしゃっていましたが、ついについに出産まで辿りついたのですね。感慨深いです。
      卵巣から卵子を取り、精子を採取し、受精させ、培養させ、順調に育てば凍結。そしてやっと移植。そして毎回毎回辛い宣告をされるんじゃないかと怯えながら通う移植後診察。産院に通っても、安定期に入っても不妊治療の延長線上なんじゃないかとまったく安心できない日々。(←私イマココ)

      こんな経験をしている私たちは、出産する前からものすごい命の授業を受けていますよね。ものすごい体験だと思います。
      きっとこの経験は出産しても、子供が成長していっても忘れることはないんじゃないかな?って感じるんですよね。私も絶対にかぐらさんのように、無事出産まで辿りつきます。頑張ります。

      確かに私たち治療当事者は、妊娠そのものが尊く奇跡のようなことだと誰よりも痛感しているから、お腹に胎児がいるという幸せも人一倍だし、その1日1日が尊いですよね。これからかぐらさんは本格的に家族3人での生活が始まるんですね。かけがえのない体験、日常を存分に味わってください(*^^*)

      私たち夫婦は、これからもこのブログで顕微受精からの妊娠、出産、育児についてずっとずっと書いていくつもりです。子育てがどんどん忙しくなってくるとは思いますが、たまに覗いてくれたら本当に嬉しいです(o^-^o)

      P.S 「出産の5時間は一瞬一瞬を目に焼き付けようとしてるとすぐでした。」想像したら涙が出そうになりました。改めて、本当におめでとうございます!

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