【となかぞ第9話】流産という結果に直面した時の夫の気持ちを書いてみる

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【となかぞ第8話】隣の芝生が違うのは当たり前。だからこそ想像力を働かせることが大事

2018.03.11

 

いまさら感満載ですが、最後まで書きます。

 

ネタバレありです。ご注意ください。

 

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隣の家族は青く見える第9話ストーリー(あらすじ)

 

主要キャストと相関図

引用:フジテレビ「隣の家族は青く見える」より)

不妊治療中カップル
五十嵐奈々(深田恭子)
→スキューバダイビングインストラクター

五十嵐大器(松山ケンイチ)
→玩具メーカー勤務

 

子供を作らない事実婚カップル
杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)
→ネイリスト

川村亮司(平山浩行)
→バツイチのスタイリスト

 

幸せを装う夫婦
小宮山真一郎(野間口徹)
→元商社マン。現在失業中(失業していることは妻しか知らない)

小宮山深雪(真飛聖)
→真一郎の妻。2児の母

 

LGBTのゲイカップル
広瀬弥(眞島秀和)
→コーポラティブハウスの建築士

青木朔(北村匠海)
→バーテンダー

 

【第9話あらすじ】

無事心拍も確認でき妊娠7週目に入る奈々は、母子手帳をもらい産院へ通院することに。奈々の懐妊を祝し両家揃って会食をする中、大器の妹 琴音は奈々が妊活に励んでいたことを知らなかったとはいえ、これまでの無神経な振る舞いを謝る。そんな幸せな日々を送る奈々であったが、深雪主催のBBQの最中突如出血し倒れてしまう。すぐに病院に担ぎ込まれ緊急処置を施されるも結果は流産。一度宿った命が消えてしまったことに大きなショックを受けた奈々は置き手紙を残し、家を出て行くのであった。

 

誕生日の一件で亮太との心の距離を縮めたちひろは、深雪に教えてもらったレシピで亮太の栄養を考えた食事を作るなど、すっかり母親になっている。じょじょに本当の家族になり始めているのだった。

 

前回、離婚届を渡された深雪は熟考の末捺印し、さらに親権も譲ると真一郎に伝える。夫婦関係は決定的な決裂の局面にさしかかろうとしている。そんな事情を知らず、最近母に元気がないのは「インスタ映え」に困っているせいだと勘違いした次女萌香は、下校途中にインスタ映えしそうな風船を配るゆるキャラについていってしまう。時間になっても帰宅しない萌香を心配した小宮山一家は大器とともに近所を必死に捜索する。以前に長女優香が誘拐されそうになった事件が頭をよぎり、いても立ってもいられない深雪であったが、朔が萌香を事故の一歩手前で救い出したとの連絡を受け病院に急いで急行する。皆の協力を得て萌香が無事だったことへ感謝し、そして偏見によって住人たちをこれまで傷つけてしまっていたことへの償いも込めて、久しぶりにBBQをしようと提案する深雪であった。

 

広瀬が古巣に忘れていった資料を届けるため広瀬宅を訪れた元同僚の長谷部(橋本マナミ)。広瀬に想いを寄せる長谷部は、久しぶりの再会からか感情を抑えられず突如下着姿で広瀬に「一回でいいの・・結婚してなんて言わない。子供さえできればいいの」と男女の仲を迫るが・・。一方朔は、ゲイの告白によってギクシャクしている広瀬の実家を訪ね、広瀬の気持ち、そしてゲイへの誤解や偏見について丁寧に説明する。そんな朔の熱意に押されてか、初めはあからさまに嫌悪感をあらわにしていた母も朔の強い思いに根負けし、家に招き入れ話を聞くのだった。広瀬の母と話ができたことへの安堵感に包まれながら実家をあとにした朔は、帰路の途中、遮断機のおりた踏切に誤って侵入し立ち往生している萌香(小宮山家次女)を目撃する。危険な状況であることを即座に悟った朔は、迫り来る電車から身をていし間一髪のところで萌香を助け出すが、自身は怪我を負ってしまい救急搬送されてしまう。そんな事故の一報にふれた広瀬は病院へ急行。すり傷で済んだ朔を見つけるなり人目もはばからず熱い抱擁をし、朔の大事さを再確認するのであった。

 

まさかの流産。しかし流産は珍しいことではない

今回、体外受精で妊娠したものの流産という悲しい結果に。

流産とは22週未満で妊娠がおわること。

流産率は年齢にも左右されますが、約15%くらいだといわれています。

一般的な年齢別の流産率
年齢 流産率(流産/妊娠)
平均 15%
35歳 20%
40歳 40%
42歳 50%

リプロ東京説明会で提示された統計データ

奈々の年齢設定が35歳前後だと思われるので、流産率は20%。つまり5人に1人は流産するといえます。

 

流産の大半が12週未満の「早期流産」と呼ばれるもので、12週目以降22週目未満の流産は「後期流産」と呼ばれます。

流産の大半は早期流産であり、80%を占めます。

早期流産の原因は「染色体の異常」が多いとのこと。

胎児の染色体異常(ダウン症等)や先天的疾患の種類や症状。不妊治療〜採卵移植の出産率についても

2018.05.14

 

尚、流産にもいくつか種類があります。

流産の種類
人工流産 中絶
自然流産 稽留流産
進行流産 完全流産
不全流産

 

一般的に流産といえば自然流産を指し、稽留流産と進行流産があります。

稽留流産とは

胎児は死亡しているが、まだ、出血・腹痛などの症状がない場合。自覚症状がないため、婦人科診察で初めて確認されます。治療法としては、入院して子宮内容除去手術を行うのが原則ですが、外来で経過を見て自然排出を期待する場合があります。その場合には夜間の出血などの緊急事態が多いといわれています。

日本産科婦人科学会HPより

 

進行流産とは出血がはじまって、子宮内容物が外に出てきている状態で「完全流産」「不全流産」に分けられます。

完全流産とは

子宮内容物がすべて自然に出てしまった状態。出血、腹痛等は治まってきている場合が多い。経過観察(場合によっては子宮収縮剤投与を追加)で対処できることが多い病態です。

日本産科婦人科学会HPより

 

不全流産とは

子宮内容の排出が始まっているが、まだ一部が子宮内に残存している状態。出血・腹痛が続いていることが多く、子宮内容除去手術を行う場合が多い病態です。

日本産科婦人科学会HPより

今回の奈々の流産は「完全流産」でした。

流産は悲しいものですが、裏を返せば母体を守る巧みな仕組み(安全装置)であるともいえます。

 

流産に対する夫婦間の受け止め方

流産というとても辛い結果になってしまいましたが、流産に対する夫婦での受け止め方って違うなと感じます。

この回を見ながら、以前にわれわれも流産となってしまった際のことを思い出していました。

心拍確認後の繋留流産の経験から診察の流れを書いてみる。掻爬手術か自然排出か

2016.10.14

 

男って、妊娠したことはとても嬉しく思うんですが自分のお腹にいないこともあってか、妻に比べて子供ができたという実感を得ずらいもの。

そのため、流産という自分の子が流れてしまったことに対してもちろん悲しいのですが、その悲しみって妻の比ではないことは断言できます。

子供が流れたことよりも、流産した妻の身体、そして妻の心は大丈夫かとそちらの方に意識がいってしまうものだと。

ましてや不妊治療によって授かったのなら尚のこと。日頃から体も心も常に張りつめていて、夫とは比較にならないストレスにさらされている中でのこの悲しい結末は、ほんとうに言葉では表現できないものがあります。

夫は子供が流れて悲しいという以上に、期待に胸をふくらませ希望に満ちていた妻が一転、打ちひしがれ悲しみにくれる姿が心配なんですよね。

今回の奈々を見ていてもほんとそう感じました。

 

子供が欲しい理由の一つ

奈々は流産後、置き手紙を残し家を出て行きます。その手紙の中にはこう記されていました。

 

私はママになりたかったのではなく、大ちゃんをパパにしてあげたかったんだと気づきました

 

この言葉を聞いて、ハッとしました。

子供が欲しい理由ってなんだろうなって以前からたまーに考えていたんですが、この言葉を聞いてなんとなくしっくりきました。

子供が欲しい理由はさまざまあるでしょうが、自分にはこの理由というか思いはすごく共感できました。自分も妻を早く母にしてあげたいと願っていますが、妻も夫に対してそう思うものなんだなと。

出張先での美味しいものを食べた時や綺麗な景色をみた時に、妻にも食べさせたい、見せたいって思うあの感じなんでしょうね。

子供ができた喜びだけではなく、その子供ができた感動を共有できる人がいるってことは幸せなことなんだと思います。

もっといえば「子供が生まれる」「子供が増える」という喜びとは、感動を共有できる人数(家族)を増やすということで、それこそがまさに人の(潜在的な)欲求=子供を作る理由の一つなのではないかとも思います。

 

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まとめ

不妊治療ふくめ、妊娠出産という一連の流れにおいて、ほんとうに男って無力だなって感じます。

不妊治療は、妻にだけといっても過言ではない位一方的に大きく負担がかかり、正直男はお金と精子を出すだけ。

しかも痛みを伴う女性に比べ、男なんて快感を伴っての治療という正反対な立場にいます(男性不妊の場合はこの限りではありません)。

それを考えれば流産をした時のショックは異次元の差ですし、こういった緊急時の対応や落ち込む妻に対してどう接していいのかわからなくなるもの。

だから男性にはいつも以上に想像力を働かせることが必要だと思います。

この事実に直面した時、すぐに乗り越えようと無理に頑張る必要はないと自分の体験からそう感じます。この事実に対して理解や納得をするというより、ただゆっくりと時間をかけて真正面から受け止める(向き合える)時を待つしかないんじゃないかと。

この傷は完全に癒えることはないし、その傷を受け止めて受け入れることができた時に、また挑戦する気持ちが湧いてくれば妊活を再開すればよいとその時にそう思いました。

身体の無理はできても、心の無理はできないと思いますし。うまく説明できないですが、夫としてはそう思います。

こういった時に何もできない夫ができることは、「何もしないこと」。

妻に負担をかけないよう、寄り添って話を聞き、受け止め続けるしかありません(家事とかは積極的に手伝いましょう)。

そんな風にこの回を見て感じました。

 

次回最終回です。

【となかぞ最終回】陥りがちな本末転倒。互いに初心に立ち返ることが大事

2018.04.23
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約4年半にわたる不妊治療の記録を綴っています。体験したからこそ感じた不妊治療を取り巻く「内」と「外」の課題。顕在化しづらいこの課題の軽減・解決、そのギャップを埋めるべく夫婦で取り組んでいます。オフラインでの交流の場の創出や、オンラインでの真に求められるサービスを開発中。「不妊治療を身近な選択肢に」が当たり前の世界にしていきます。
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