
夫:ポコキン

最新記事 by 夫:ポコキン (全て見る)
- UQモバイル格安SIMを契約!裏技で月額料金がここまで安くなるとは… - 2018年3月31日
- 【となかぞ第9話】流産という結果に直面した時の夫の気持ちを書いてみる - 2018年3月29日
- UQとワイモバイル格安SIM料金比較!ポケットWifi付きで月額コストはどっちが安いか? - 2018年3月28日
昨日、初めての人工授精(AIH)を行ってきた。
1回目は精子数が少なく見送り。
2回目は夫婦喧嘩勃発で見送り。
そして、今回ようやく3度目にして人工授精(AIH)を行うことができた。今回は、1回目の精液検査のリベンジのため、秘策を持って精液検査にのぞんだ。
できる人事は尽くしたので、あとは天命を待ちたいと思う。
この記事は精液検査のリアルな感想や数字、下ネタを載せています。人によっては不快に感じることもあると思われますので、苦手な方はお控えください。
目次
人工授精の流れについて。採精再び
はなおかIVFへの通院初日以来の採精だった。
数日前の診察(卵胞チェック)で、今週末に人工授精実施と急遽決まり、実は結構焦っていたポコキン。
というのも、人工授精への一度目のトライで精子の数が少ないということで、断念した苦い記憶がふつふつと甦ってきていたのだ。
「やべ〜、今回も精子の数少なかったらどうしよう・・・」
と、内心ドキドキ。
しかし一度目の断念以降、精子数増加につながると信じる食事や行動を継続してきていたので、「なんとかなるだろう」と自分に言い聞かせ、はなおかへ向かった。
ちなみに、ポコキンが精子数増加のために行ってきたことは、
・ネバネバ系を意識的に摂取(メカブなど)
・酒の量を抑える(禁酒日を増やす)
・運動を継続
・スムージーを飲む(野菜をたくさんとる)
・睡眠時間をできる限り伸ばす
といったこと。
これで、なんとか良い結果につながることを祈るばかり。
はなおかIVFに到着後、受付を済まして待つこと数十分。名前を呼ばれ診察室へ。
看護師から、これより採精を行う旨を告げられ、採精カップへ貼るシールへの記入方法などの説明を受け、採精室へ。
今回は、SPに警護されるVIPのごとく、前後看護師に挟まれての連行となった。

そして、2室ある採精室の前へ到着。手前のM1と書かれた部屋に入室(前回入った採精室は奥隣のM2)。

看護師さんより、
・内鍵を必ずかけること
・採精後のカップの置き場について
・採精後、培養士へ連絡する旨
・採精に要する大まかな時間の目安(約20分)
・退出後、必ず鍵をかけること(鍵は受付へ返却)
について説明を受ける。
「分かっとるがな。まかしとき。おいちゃん2度目やで」
と、変な余裕をかましながら平静を装い、個室の中で説明を聞く。
このシチュエーションって客観的にみると結構シュール。だって、これからポコ◯ン出して、エロビ観て、◯コ◯コとオナニーする男に真面目に説明してんだから。なんだか説明している看護師のお姉さんが不憫に思えてくる(笑)。
まさに、大人の会話とはこのことだろう。
採精室にあるオカズ群を一応確認
で、看護師が退出後、即座に内鍵をかけ、備え付けのウェットテッシュで椅子を念入りにフキフキ(ポコキンは実は軽い潔癖なの)。
そして、用意されているオカズ群(AV)ファイルをチェック。
前回の隣の部屋にあったオカズ群(AV女優)のラインナップは、
妃悠愛

蒼井そら

朝河蘭

が主だったが、こちらM1のセレクトはどうだろうと一応確認すると、
多少違うが、ほぼ一緒。。。
妃悠愛、蒼井そらが主でありつつ、その他の女優としては、
夏目ナナ

赤坂ルナ

三上悠亜

などが入っていたかな。
夏目ナナは昔一世を風靡した女優で結構有名でだいたいの男は知っている女優。
赤坂ルナは初めて聞いた。調べるとかなりの熟女女優(1967年生まれ)らしい。
三上悠亜も知らんかった。なんでも元SKE48メンバーらしく今年AVに転向した話題の女優らしい、と調べて知った。正直アイドルとか興味ないからまったく知らんかった。SKE48時代の名前は鬼頭桃菜(きとうももな)らしい。その時からすでに名前はエロい(笑)
ちなみに鬼頭桃菜は、あのNEWS手越とキスしたことで有名なアイドルらしい。
と話しが逸れた。
なぜわざわざこんなオカズ群(AVラインナップ)を詳細に紹介するかというと、今後ポコキン同様にこの部屋を利用する猛者(or迷える子羊)たちのために少しでも情報提供したいという、奉仕の精神から行うもので、決して他意はない。
多くの精子を出すために事前に準備してきたこと(秘策)
と、一通り確認を終え、オカズ群ファイルをクローズ。
そして、カバンからイヤホンとiPadminiを取り出す。
お分かりだろうか?
今回、ポコキンは自前のオカズを用意したのだ。
なぜ、自前でオカズを用意したのか?その理由は、
①好みの女優やシチュエーションがない
②DVD機器の操作が面倒くさい
③全て初見のため、どうしてもアウェイの戦いにならざるを得ない
①についていうと、人それぞれ好きな食べ物があるように好みがある。ただ決してはなおか側のオカズのチョイスが悪いとは言わない。むしろ、万人にウケるラインを考えた上で、チョイスして置いている意図を感じるし、素直に感心する。
しかし、好きなものとシチュエーションの組み合わせとなると話は別である。
たとえば、鍋焼きウドンが好きだからといって、真夏の沖縄のビーチでも食べたいかというと違う。その場合はかき氷の方がいいし、例えばアイスクリームが好きだからといって真冬の札幌で食べたいかというと違う。その場合は石狩鍋を食べたい。
そう好きなものとシチュエーションの組み合わせは、その時によって違うのだ。
②についていうと、ディスクを入れたり再生、早送り、巻き戻しなどの操作が面倒くさい、というか慣れてない機器だから戸惑う。そして何よりリモコンなんかは、他の猛者(迷える子羊)たちが確実に触っているはずだ。
「ムスコを触るのは利き手で、リモコンは利き手ではない方で触っているから汚いことはない」
という反論もあるだろう。しかしそれは確実ではないし、完全に触らないことより触ったかもしれない確率の方がはるかに高いはずだ。中にはサウスポーや、あえて利き手じゃない方で行う趣向のやつもいるだろう。よって、可能性がゼロではないため、使用しない。
③については、男はどこで勝負するか(タイミング=ヌ◯ドコロ)が大事。初見の作品はその勝負どころの見極めが難しい。これは地図も無く、丸腰のまま敵陣に突入する自殺行為となんら変わらない。
しかも時間無制限というルールなら問題ないが、ここでは20分と交戦時間が限られている。であれば、確実に勝負できる=つまり知り尽くした作品であることが勝敗を分けると思うのである。アウェーから、勝手知ったるホームゲームに持ち込むのだ。
そう、我々には現場でオカズの「オーディション」の審査をしている時間はないのだ。
と、上記の理由から自前のオカズを持ち込んだ。
前日からオーディションにオーディションを重ね、厳選した珠玉の3作品のURLをブックマークしてきた努力は、絶対に無駄ではないと信じてのぞんだのだ(当日の気分も想定し3本とした)。
やはり、「そこそこの興奮」で出した精子より、「最高潮の興奮」で出した精子とでは、量はもちろんのこと、質にまで影響すると思うし、最高潮の興奮を迎えるには、事前のオカズオーディションは必須だという結論に至ったのだ。
人工授精を例えるならば、
ある日「プリンセス卵子」が敵にさらわれ、海の向こうの卵管膨大部という絶海の孤島の要塞に閉じ込められてしまう。
このプリンセスを救い出すべく、精子という海軍に出動を命じるが、タイミング作戦(通常の性行為)では、敵船がばっこし、かつ嵐もおきる危険な海を渡らなければならない。
なんとか海を渡りきり島へたどり着いたとしても兵力は激減。なんとか生き残った兵もこの苛酷な長旅で弱り切っている状態の中、要塞内の敵の波状攻撃をかいくぐり、プリンセス卵子を救出できる体力のあるものは非常に少なく、救出はもはや奇跡に近い。
それに対し、人工授精は、はなおか鬼軍曹が全海軍の中から優秀な兵(精子)だけを選抜し、最強の精鋭部隊「ネイビーシールズ」を組成。そして、プリンセス卵子が幽閉されている敵の要塞に船では無く、CH-47(輸送ヘリコプター)で直接乗りつけ、精鋭部隊をダイレクトに送り込むことが可能な高度な救出作戦である。
と言える。

何が言いたいかというと、ネイビーシールズの質を上げるためには、たくさんの志願兵(精子)がいた方が良いと思うから、たくさんの精子を出すため、できる限り興奮する必要があると。
だから、事前の準備をしっかりとしていったわけ。
無事採精終了
20分の制限時間をいっぱいまで使い切ると、培養士さんや看護師さんにいらぬヤキモキを生じさせないとも限らない。よって入室後15分で出ると事前に決めていた(看護師さん退室後からスマホでタイマーセット済み)。
早すぎても、早漏か、緊張感なし野郎と思われそうだし、遅すぎても、遅漏かオカズ選定に異常な執着を持つ変態野郎と思われそう。どちらにしても多方面にいらぬ疑惑や心配を抱かせてしまうと思い、15分で退出すると、前日から自分なりに心に決めていたのだ。
着席後、約1分かけその日の気分と照合の上、珠玉の3作品から1作品をチョイス。
本気をだせばものの1分くらいでミッションコンプリートできるのだが、精子の鮮度(常温にさらされる時間)も考慮し、できるだけ時間ギリギリに発射する方がいいだろうと考え、作戦(視聴)開始後11〜12分はムスコノータッチ戦法でじらしマイセルフを実行。
そして、ギリギリまで気持ちを高めたところで、一気に勝負。
ものの数分で採精。。。
ちなみに採精カップってこんなやつなんだけど、

このカップの形状ってもっとどうにかならんもんかね?
結構間口は広くとっているのはわかるけど、発射の際にこのカップに命中させるのって、結構気を使うんだよね。
しかも、この形状(コップ状)だと、精液がこぼれないようにムスコを下に向けて発射しなければならず、自分はないけど、発射時の体勢に変なこだわりを持つ男とかからは不満が出るかもしれないね(どんなこだわりやねん!笑)。
上を向きたいムスコを無理やり下に向けるというのは、精子の通り道である尿道を不当に圧迫し(折れる)、尿道内に精子の取りこぼしがでる可能性もあるんじゃないかとも思う。
かといって、カップをムスコにかぶせるようにした場合、的には入れやすいが精液が「垂れる落ちる」というリスクもある。まぁ多少粘度があるから、瞬間的であればなんとかなるが、理想の大量射精とあいなった場合、出し切るのに時間もかかるし、多い分だけ重量があるので落下速度も増すだろう。しかも、垂れ落ちるあせりで手元が狂って落とし、ぶちまけるといった二次リスクもなきにしもあらず。
できれば、そんな二次リスクも考えるとカップ自体をカチャカチャとあまり動かしたくはないのが本音。よってどうしてもムスコを下向きにして発射せざるを得ない。
もうその体勢といったらスキーのジャンプ並みの前かがみになるよね。当初着席していても、最終的に下半身ハダカで起立&最敬礼(しかも若干ガニ股)の格好になっているという、なんとも恥ずかしい状態に・・・

(出典:ばーずofわんだー)
そんな採精カップだけど、例えばこんな感じにできないもんかな?

フタを的にして、水平に狙える仕様。
フタに命中後、下に垂れてもカップ本体で受け止め、取りこぼしを防止するという安心設計。
どうだろう?
もしくは、巨大な間口を持つステンレス性の漏斗(ろうと)とか↓
間口が広いから狙いやすいし、ステンレス性で精液の滑りもよくしっかりと回収できそうだし。

と、そんな採精カップの形状について色々と愚痴りながらも無事フィニッシュ。
15分を知らせるタイマーが鳴ると同時に、培養士さんへミッションコンプリートの報告を行い、戦地を後に。
受付のお姉さまに鍵を渡し、あとは結果を待つだけだ。
精液検査の結果は!?
すでにぽっ子が書いているけど、今回の結果はとても良く、問題なく人工授精できる内容だった。

上記結果表の下段の左がありのままの数値。右はありのままの精液から、はなおか鬼軍曹によって選抜された精鋭部隊ネイビーシールズ達の成績。
精液量は約5分の1にまで絞られ、精子濃度と運動率は約1.5倍強にまで高まっている。さらに正常形態率と前進運動率も約2倍にまで高まっているという選抜ぶり。
はなおか軍曹の鬼選抜恐るべし。
妻への注入はあっという間に
そして採精後、待つ事1時間半くらい。超ドキドキで待機。
培養の具合や手順もあるんだと思うけど、もっと早くしてほしいなんてヤキモキしていた。だって、時間が経てば経つほど精子たちは死ぬし、弱っていくはずだろうし。
精子は採取後すぐに選抜過程に移行するわけではなく、ある程度置く(放置する)ことで選抜しやすくなるようなので、我々が採精する際に時間に焦っても無意味と後日知りました。そんなにすぐに精子は死なないようです。
とそんな事を考えていると名前を呼ばれ、妻ひとり診察室へ。そんな妻を見送り、椅子で一人待つポコキン。
妻を見送ったあと、結構待つことになるだろうと長期戦を覚悟したポコキンは、最近加入したNetflixでダウンロードしていた映画を観ようとカバンをモソモソ。
そして、イヤホンとiPad miniをつなぎネットを開く。すると、
さっきまで見ていたエロビが全面に。。。
あまりの驚きに聞いたこともない声をあげ、あせり散らすポコキン。。。
隣の名も知らなぬ上品な奥様に見られたかと思い、一瞬iPadを落としそうになりアタフタしていると、ぽっ子が帰ってきたではないか!
「おいおい、入って5分くらいしか経ってないぞ!呼ばれ間違いか?」
と、さらに違う意味でもあせっていると、
「注入速攻で終わったよ」
とぽっ子。
「・・・まじ??」
なんと、
台に乗る
↓
エコーでちゃちゃっと卵胞を見られる
↓
注入器具を挿入
↓
終了
と、この一連の流れわずか3〜4分くらい。
はえ〜!!
なんか、こうもっとなんかアレをアレしてって、なんか壮大な工程を勝手に思い描いていたから、いい意味で拍子抜け。
採精のときの自分の姿を思い出して、ちょっとだけバカみたいに思えて少し恥ずかしく感じてしまったよね。。。
結果はだいたい年末くらいに判明予定
これから2週間後に結果は判明する予定。だいたい年末くらいかな。
初人工授精だから、過度な期待は禁物だけど、しちゃうよね。
いい結果になって、最高の正月を迎えたい。なんて、言うとぽっ子から注意されるけど願わずにはいられない。
でも、ダメだった場合はこれまでのタイミングとは比較にならないほど落ち込むだろうことは容易に想像がつく。
だから、ぽっ子とは「ダメだった時」も先に二人で想像&話し合っておき、どうするかというシミュレーションをすでに始めてる。
「試合をする前から負けることを考える奴がいるか!」
なんて言われそうだけど、
いいんです。一回の勝負ではなく、長い戦いを覚悟したから。
人生の良い経験だと思い、続けていく。二人自身の、そして二人の関係の成長につながると信じて続ける。
だから、昨日は二人で新たなステージに踏み出した記念すべき日だと思っている。
もうね、やるっきゃない。
人工授精(AIH)の費用は?
診察・薬・処置・検査料(自費)
合計 28,600円
となった。ちなみに、このほか事前に卵胞チェックがあり、約4,000円位かかった(卵胞がわかるまで1回以上のことも)。よって人工授精一連の費用としては、33,000円〜37,000円が一つの目安となる。
毎月かかるとなると、楽な金額ではない。早い段階で妊娠することを願うばかりだ。
人工授精の妊娠率がそう高くないことは、勉強して知ってはいるが・・・
補足
こんなおバカな記事をここまで読んでくれてありがとうございます。
おそらく読んでいる大半の方は、
「ポコキン本当にアホやな〜」
って思うことでしょう。何を隠そう、書いている自分がアホやな〜と思っているのだから(笑)
でも、このバカバカしいことすらも真剣に考えてしまうほどに、このAIHにかけているというのが本音。
現在、不妊治療をする上で、後から後悔しないように不妊治療に関するすべてのことに対して真剣に考えてみるということを自分なりに課している。
なので、採精のことを真剣に考えるとかなりアホくさくなってしまうこと、ご容赦願いたい。
ただ、例えば今回の人工授精について、バカバカしく、アホみたいに面白く伝えられたら、人工授精にステップアップしようと考えている人に、
「そんな難しいことじゃないんだ」
「人工授精ってそういうもの(こと)なんだ」
「やってみようかな」
って身近に感じてももらえるかな〜なんて思っているのも事実。
なので、悩める方々の何かの一助になれば幸いこの上ないのである。
↓↓↓不妊治療系記事やブログが多数掲載されています。ポチッと押してお入り下さい↓↓↓
コメントを残す